昨日の朝、新宿駅で総武線上りホームに立っていると、大学生が3人連れの家族と英語で話していた。どことなくタイ人に見えたが、「ハナ、トゥル…」と言いながら駅の数を数え始めたので、韓国人であることが判明。大学生の説明はなかなからちがあかない。そこで、「どこへ行かれたいのですか?」と私は韓国語で訊いた。秋葉原だと言うので、四ッ谷までなら一緒に行けると思った私は、一緒に総武線に乗ってもらい、何駅目で降りればいいかを教えてあげた。
Q.「休暇でいらしたのですか?」 A.「オフィシャルです」
Q.「それじゃあ、公務員ですか?」 A.「どうして知ってるの? 地方公務員ですが」
Q.「ソウル在住ですか?」 A.「いいえ、京畿道です」
Q.「息子さん、東京ディズニーランドへ行かれましたか?」 A.「いいえ、まだです。今日は息子がコンダムを買うので秋葉原へ行きます」
私は、ああ、ガンダムのことだと、すぐに思った。 父親は、韓国の映画スターを列挙しながら、好きかと訊いてきた。そうかと思うと、歌手のチョー・ヨンピルの名前を挙げた。
電車が四ツ谷に着いたので、私は降りた。「秋葉原はあと5つ目ですよ」と教えてあげた。たどたどしい韓国語とはいえ、喋ることに意義有り、と、自分を褒めた。