バングラデシュの国旗

去年10月から、「タイ語入門 水曜日13:00」のクラスで勉強しているK子さんは、バングラデシュで数年間、保健栄養士として駐在した経験を有し、今でも毎年、出張でバングラデシュの地方に行かれておられるので、ベンガル語がとてもお上手である。ベンガル語を習いたい生徒がいるならば、是非、先生になってもらいたいと思っている。
 そのK子さんがジュート製の手提げ袋を持って来られた。袋には、日本国旗とバングラデシュの国旗が仲良く描かれていた。とても興味深かったのは、バングラデシュの国旗が、緑の地色の中に赤い丸が描かれており、日本の国旗とデザインが酷似していたからである。
 ネットで調べると、バングラデシュの国旗の場合、赤い丸が中心よりやや左側に位置されており、赤い丸は太陽ではなくて、独立を勝ち取った民衆の血の色であり、緑は緑地を意味していると解説してあった。意匠としてはほかにも異説があるようだが…..。
 K子さんは言った。バングラデシュでは、かつてはジュート製の袋が常用されていたのに、今はビニール袋に代わってしまっています、と。米袋として使われて来たジュートの袋。持っていると、少々、痛いが、エコのためを思うと、存在価値のある袋なのである。