紅梅・白梅

昨日の午後、1時間ほど時間が空いたので、泰日文化倶楽部がある高田馬場4丁目を散歩した。教室の裏手のビルは有名な学習塾だ。ピリピリした感じが入口あたりから感じ取れた。さらに進むと、早稲田予備校。ここもこれからが勝負。何故ならば大学受験が近づいているからだ。
 歩いていると、白梅が三輪ばかり、咲いていた。梅の花って、こんなに小さかったかったかなあと思いながら、先発隊として咲いた花をじっくりと眺めた。小さいけれど、存在感をしっかりと主張しているのが印象的である。
 さらに歩を進めると、民家の庭に紅梅と白梅が競うように咲いていた。これはすばらしい。両方の木が互いに相乗効果を上げて、猫の額のような庭を浮世絵の世界に変えている。
 梅の花は咲いた。では、次に咲くのは何? 誰?子供達が遊んでいるのを全く目にしなくなった。みんな、机にかじりついているのであろう。早く受験が終わり、心の中に花を咲かせてほしい。