タイへ旅行された生徒達から、タイのおみやげをたくさんいただく。昨日は、ジャスミン入りの石鹸とチョコレートをまぶした干しバナナをいただいた。いずれの包装も、とてもデザインが良く、開けるのがもったいないくらいである。そして、英語の文字のほうが圧倒的に使われている。”Natural Soap ” & “Gluta Jasmine” とか、“banana society” & “Chocolate Dipped Solar Dried Banana” などと書いている。説明も全部、英語である。明らかに、輸出の拡大を目指していることが見てとれる。
だが、よく見ると、かすかにタイ文字の併記も有った。例:ส่วนประกอบ/Ingredient, กล้วยตาก/Dried Banana, น้ำตาล/Sugar, น่้ำมันปาล์ม/Palm Oil, โกโก้ผง/Cocoa Powder、等々。だが、これらのタイ文字は、見た目には、英語っぽく見える。
授業中、よく話題にのぼるのが、教科書の中に出てくる活字体のタイ文字ではなくて、広告等に使用されているおしゃれなタイ文字のフォントのことだ。これらの文字を読むには慣れが必要だ。活字体から、どのようにくずされて変形していったのか、その過程を少しばかり勉強すれば、そのようなフォントにもなじんでくるはずだが、タイ語を勉強し始めた初心者には大変に難しい。語彙を増やして、文章をたくさん読んでいけば、すなわち、タイ語の単語が自分のものになっていれば、どんなフォントで書かれていようとも、理解できるはずだ。