夏得は納得

先週、神社の前を通りかかると、この猛暑の中、早くも「七五三の写真をどうぞ」という幟(のぼり)が立っていた。七五三は11月だから、あまりにも早すぎる。一体、どういうことになっているのか? 不思議でならなかった。
 ところが、昨晩11時に放映された7チャンネルのWBS番組で、8月の七五三商法について解説していた。今、写真を撮ると、子供の衣装代が無料になるか、または、極端にお安くなるそうだ。写真館でも、11月にお客が殺到しててんてこ舞いしすぎないよう、あるいは、お客を逃してしまうよりもいいという考えであるらしい。こういうのを「夏得」といい、客達に納得させることを狙っているとのこと。
 となると、秋は「秋得」の商法が始まりそうだ。商売はあの手この手で機先を制しないと他社に出し抜かれる惧れがあるから、もうすでに構想は練られていることであろう。これにあやかり、泰日文化倶楽部も「秋得」を考えて、タイ語の「習得」につなげたいものだ。