昨日、仕事が早く終わったので、十条銀座を歩いた。かき氷屋の前に人が並んでいるので、私も並んだ。待つこと10分。宇治金時を注文した。値段が3種類あったので、一番安い¥880のを選んだ。使われている氷は長野県の天然氷。そんじょそこらのかき氷とは違った。
氷にはさくさく感はなく、代わりに、ふわふわ感があり、口の中に入った時はもう溶けている感触であった。吊り下げられているメニューの中に、和三盆のかき氷が有ったので、追加注文した。¥1,000也。
店の人に言われた。「氷、好きなんですね」 私は答えた。「和三盆のかき氷が珍しいからです。私、香川県出身なものですから」
それを聞いた店の人は、「息子が香川県へ行って、和三盆の一番おいしい店を探してきているんですよ」、と付け加えた。その店は1年中、かき氷をやっているそうだ。
「かき氷の美味しさを味わうのであれば真夏はだめ。もっと涼しくなってから、また来てください。氷がひきしまっていますからね。真夏は氷がすぐ溶けますもの」
それを聞いて、なるほどなあと思った。たしかに、話しているうちに、氷はあっというまに水になってしまった。