学生の試験問題に、「สถานีตำรวจ を訳しなさい」と出題すると、回答に、「警察所」と書いた学生が20%もいた。最初、一人、二人なら、まあ、致し方ないなあ、と思ったが、学生の20%もが「警察所」と書いたものだから、もうびっくり。
警察署にお世話になるようなことがあってはならないから、漢字が書けなくてもいいかもしれないが、少しは意識してほしいものだ。こうなると、消防署は消防所、税務署は税務所と書くかもしれない。大学を卒業して、立派な社会人になるには、どうか、警察署、税務署くらいは正しく書けるようになってもらいたいものだ。
インターネットの時代だから、直接、その場所に出かけて行くこともなくなりつつある。税務署も e-tax で済ませられる。保健所へ行く必要が無い場合は、漢字を書くことも無い。いずれ、保健所も、保険所と書くようになるかもしれない。交番を公番と書く人もいる。KOBAN というふうに看板が出ているから、漢字がわからなくなっている始末だ。