「バンコク駐在員が今、一時帰国しています。4回だけ、タイ語を教えてくれませんか?」、という要望が某社の社長から出された。その社長自身、目下、泰日文化倶楽部で個人レッスンを受けておられるが、タイ語の勉強が面白いので、社員にも勉強させたくなったようだ。
そこで、早速にも翌日から一時帰国中の駐在員が教室にやって来られた。タイに赴任して半年になるそうだが、赴任前に東京でタイ語の勉強をしてはいかなかったとのこと。
しかしながら、半年のバンコク生活において、タイ語はたくさん耳にしているようだから、とても教えやすい。声調言語であるタイ語は、目から入るよりも、耳からの学習のほうが断然いいに決まっている。
赴任前後は何かと忙しくてタイ語の勉強どころではないが、半年が経過して、タイを観る眼がしっかりしてくると、タイ語を勉強したくなるのは当然だ。一時帰国中にタイ語の特訓を受けるという例は稀有なことだが、その精神と意欲に乾杯!