お接待

昨日、大学時代の友人を介して彼女が所属する女子会のメンバーとお会いする機会が有った。彼女達は月に1回、元ジャーナリスト(寡夫)の家でおしゃべりをしているそうだ。その家が私の住んでいるところから歩いてたったの5分。そのうち、私も仲間に入れてくれそうな気配であった。

友人が私のことを、「四国出身で、いまだに現役」と紹介した。すると、ツアコンをやっていたという一人の女性(80歳代)がすかさず言った。「私、八十八ヵ所めぐりしたわよ」。それに対して、「八十八ヵ所、行ったことがありません。お接待する側ですから」と私は応じた。

元ツアコンさんは、「あら、一度もお接待されたことがないわ。私は板前さんがいる旅館しかとまらないから」と続けた。それを聞いて、私は心の中で思った。お接待とは求めるものではない。する側とされる側の微妙な呼吸の中にふわふわっと感じ取れるもの、それがお接待。

ดื่ม/เดิม

先日、ほんの10分ばかりタイ語の短文をタイ人講師に読んでもらい、生徒達に書き取り(dictation)をさせた。「ดื่ม(飲む)」を「เดิม(元の)」と書いた人が多くいた。文意を考えながら書くと決して間違うはずがないと思うのだが…..。

だが、待てよ。それだけタイ語の母音や声調が日本人には難しく、明瞭に区別できていないということだ。対面授業で正しい発音を叩き込んで行くしかない。訓練は何も体育系だけとは限らない。語学も訓練、訓練。

練習問題: ๑. ไกล/ใกล้  ๒. ข้าว/ข่าว  ๓. คน/คง  ๔. จีน/จริง  ๕. ชาย/ฉาย  ๖. ทอน/ทอง ๗. ต้อง/ท่อง  ๘. ไป/ไพ่  ๙. บันทึก/บรรทุก  ๑๐. ผัด/ผัก  ๑๑. โมง/มอง  ๑๒. เรียน/เลี้ยง ๑๓. สู้/ซื้อ  ๑๔. อก/ออก

今日の語彙

1.のんびりする    2.はらはらする

3.肌がひりひりする  4.ふかふかの絨毯

5.辟易する      6.包装する

7.放送する      8.水疱瘡にかかる

9.まずまずの成績  10.見かけによらず

11.むっつりする  12.面食い

ส่วนใหญ่ / ส่วนมาก

先日、生徒さんから「 ส่วนใหญ่ と ส่วนมากの違いを教えてください」という質問が有った。こういう場合、タイ人講師は答えにくい。何故なら、意識しないでその両方をしゃべっているからだ。だが、日本人はその違いの理由付けを求める。

そこで、私なりの解釈を伝えた。「ส่วนใหญ่=大部分 majority」は、「ส่วนน้อย=小部分 minority」に対応しています。 ニュースや新聞記事など、時事的な面でよく使われています。それに引き換え、「ส่วนมาก ほとんど」は、タイ人の会話でよく聞きますね。 ただし、タイ人によって使い方に癖が有りますから、一概には断定できません、と。

それから3日後、私は通訳に行った。会ったタイ人は「ส่วนมาก」しか使わなかった。そこで安堵した。やはり私の思っていた通り、会話では「ส่วนมาก」が使いやすそうであった。疑問を持った単語に対して、タイ人の使い方にアンテナを立てて、意識的に聞くのも勉強の一つである。

 

ส่

จรรโลง

先日の土曜日クラスで、タイ人講師から「จรรโลง」という単語を教わった。日本人にとって、「ร =R音」と「ล=L音」の違いが難しいという話の中で、「โรง 」と「โลง」の発音ができるか否かを生徒達に尋ねた時に、タイ人講師が「โลงศพ を発音してみてください。そうですね、จรรโลงも有ります」と言って、ホワイトボードに書き示してくれた。

「จรรโลง」という単語の意味を『タイ日辞典』(冨田竹二郎編纂)で調べると、①倒れないように支える ②支持する ③維持する ④保持する ⑤扶持する、等の意味が列挙されていた。そして、クメール語原であることも明記されていた。

これまでにこの単語に出くわした記憶が無い。有ったかもしれないが……。いずれにせよ、新たに覚えた単語が増えたことが嬉しい。

今日の翻訳

前回(2月13日)に引き続き、タイの小学校4年生向けの参考書である『กลุ่มวิชาภาษาไทย』(อ.เกื้อกูล เสพย์ธรรม他 อักษราพิพัฒน์社 พ.ศ.๒๕๓๓)の第1章の後半から出題する。

๑. มันเสียใจมากก็แผดร้องขึ้นด้วยเสียงอันดัง กระโดดด้วยกำลังแรงเข้าสู้กับเสือ มันมีเล็บยาวและแข็งแรง เสือเสียทีโดนกัดที่สำคัญตาย หมีอุ้มนายพรานแต่นายพรานลุกไม่ได้เพราะเสียชีวิตแล้ว

๒. มันจึงมีอาการเศร้าโศกร้องครวญคราง ด้วยความโกรธก็ฉีกเนื้อเสือออกเป็นชิ้นน้อยชิ้นใหญ่ แล้วรีบกลับไปบอกที่บ้านให้รู้เหตุ

๓. น้องชายนายพรานผู้ตายเห็นหมีมีขนเปื้อนโลหิตกลับมา ไม่เห็นพี่ชายมาด้วยก็สงสัย ยิ่งเห็นหมีร้องครวญครางผิดปกติ ดิ้นเสือกไปต่างๆ ทำหลายครั้งจนเข้าใจว่าคงต้องมีเหตุการณ์อย่างใดอย่างหนึ่งแน่แล้ว จึงขึ้นไปหยิบปืนแบกขึ้นบ่าไปตามหาพี่ชาย

๔. ส่วนเจ้าหมีได้วิ่งนำทางไปที่เสือตาย แล้วกลับมาดึงชายผ้าเจ้าของไปให้เห็นเสือตาย ฝ่ายน้องชายนายพรานปราศจากความตริตรอง เห็นศพพี่ชายมีบาดแผลถูกรอยสัตว์กัด จึงนึกว่าหมีคงจะกัดพี่ชายเราตายแน่ ด้วยความเขลาจึงเอาปืนยิงหมี

๕. เมื่อหมีถูกยิงก็วิ่งไปล้มตายใกล้ศพเสือ นายพรานวิ่งไปจะยิงซ้ำก็เห็นเสือจึงทราบความจริง คิดเสียดายหมีที่ตายจึงนั่งกอดศพหมีร้องไห้ จนสิ้นสติสลบไป

๖. แนวคิดของเรื่อง = ก่อนจะลงมือทำใดๆ ถ้าปราศจากการคิดเลือกค้นด้วยปัญญาตริตรองโดยรอบคอบ ก็จะนำผลความเดือดร้อนมาให้

猪谷千春氏とコルティナ

ミラノ・コルティナ冬季オリンピックが開催される前、生徒達と談笑している時に、「コルティナって、イタリアのどの辺りにあるんだろう?」と、誰かが訊いた。それに対して誰も答えられなかった。

それから数日後に、偶然にもユーチューブではあるが、柳家小三治が若い時に、古今亭志ん朝と一緒にコルティナへスキーに行った話をしていた。そこで調べてみると、コルティナは1956年の冬季オリンピックの開催地であり、それに出場した猪谷千春氏がスキー回転競技で銀メダルを獲得、日本人初の冬季オリンピックメダリストとなったことが書かれてあった。

猪谷千春氏の快挙は新聞やラジオで大々的に報道された。当時(1956年)、テレビはまだ一般家庭には普及していなかった。しかし、「猪谷」という名前は9歳の私の頭にこびりついた。その時、金メダルをとったのはトニー・ザイラー。映画にもなり、格好良かった。

今月、その猪谷氏(94歳)は思い出の地であるコルティナへ行き、昔の友人達と70年ぶりに再会を果たしている。ウィキペディアで彼の人生をたどってみたが、わずか2歳から想像に絶するスキー訓練を両親から課せられていたのがわかった。

樹精

先日、菩提寺の山門の前にあるバス停で立っていたら、ご住職が近づいて来られて、いきなりイチョウの木を指さした。「根本をよくごらんください。2本のイチョウは雌雄が合体しております。神奈川県のイチョウ研究所に問い合わせたところ、非常に珍しいということが判明しました」

メルヘンの童話を創作されるご住職はさらに続けた。「この雌雄合体のイチョウについて、私は書き残しておきたいと思っています。私の最後のつとめとして….」 彼は私と同い年。そう言われると、私も内心、あせりを覚えた。

彼が寺の中に消えると、ちょうどバスがやって来た。メルヘンなる世界から現実に戻されたが、何故か気になる話であった。日本人は神羅万象に関心が深い。しかし、それは日本人だけとは限らない。タイ人も然り。巨木を見ると、「พฤกษเทวดา 樹精」を想像する。易しいタイ語で言えば「นางไม้ 木の妖精」。 春近し。妖精達は新品の衣装でもうすぐ登場だ。

今日のタイ語作文

1. 東京の人口のうち、足立区がここ数年で一番増えているというニュースはすでに聞き及んでいる。

2. 半信半疑でいたが、実際に足立区へ行ってみると、確かに各駅の利用者が以前よりも増加している。

3. 駅の周辺にはチェーンストアが次から次に増え、雰囲気は活気を呈して来ている。

4. 手頃な価格の集合住宅がどんどん増えているので、赤ちゃんを抱いた若い夫婦をたくさん見かける。

5. したがって、病院やクリニックの看板がいたるところに設置されている。

「挫折」というタイ語

昨日火曜日、授業中に、生徒さんの一人から質問が有った。「挫折するというタイ語って、どう言えばいいんでしょうか?」 こういう場合、生徒達はすぐにスマホで調べ始めるが、私は助言した。「皆さん、自分ならこう言う表現をするんだがなあと思って、少々考えてみてください」

すると、質問した生徒が「หมดกำลังใจ」とすぐに反応した。彼の反応は見事であった。タイ語だとこの表現がピッタリである。即ち、「気力が失せた/やる気が無くなった」が最適。「挫折」という漢字に引きずり込まれて、うんうん呻吟するには及ばず…..。

「挫折」の類義語には、「頓挫」、「断念」、等が有る。あるいは、「蹉跌」というのも有る。しかし、漢字の難しさに打ちのめされて思考停止することだけは避けたい。「อย่าท้อแท้ くじけるな」という表現もお勧めだ。