昨夜、「ねりま演劇を観る会」の第240回例会『夜の来訪者』(俳優座劇場プロデュース)を観た。たまたま余った券が出たため友人を誘ったところ、彼女は演劇に対してトラウマが有り、しばらく観ていないと言った。だが、一緒に来てくれた。
彼女の観劇後の感想=「お誘い頂きありがとうございます。プロって素敵です。時間をかけて訓練されたものは、さすがの一言です。心から拍手しました」
『夜の来訪者』の原作者はイギリス人作家のJ.B.Priestley で、原題は『An Inspector Calls』。事前に彼のことを調べると、私が大学時代に教わった教授もこの作家の某作品を翻訳しておられた。英文学を戯曲にすると、「人間の本質を突いて、誰もが抱える心の闇が浮かび上がる」ことがあらためてよく分かった。