昨夜、ねりま演劇を観る会第244回例会で『帰還不能点』(劇団チョコレートケーキ公演)を観劇した。今回は私が所属しているグループの当番日にあたっていたので、パンフレットをセットしたり、もぎりをしたり、と、いろいろな役割分担が有った。私には、「携帯電話の電源をお切りください」と書いた紙板を持ち、入場して来る観客に注意を促す役割が課せられた。
一緒にやっていた男性が言った。「我々のことなんか誰も見ていないでしょ。みんな、携帯しか見てませんからね」 私は答えた。「皆さん、開演ぎりぎりまで携帯見たいからいたしかたないですね」
どこの劇場でも開演5分前になると携帯の電源を切るようにとアナウンスが流れる。よって携帯事故は起こらない。それなら紙板を持って立つ昔ながらのスタイルは無用ではないか。だが思う。それも必要。立っている人達の姿は必ずや観客の目に入っているから抑止になる。小さな役割であれ、体験してみるものだ。昨夜は舞台の俳優はもちろんだが、市井の人々をじっくりと観察することができた。
