昨夜、「ねりま演劇を観る会」主催の『猫、獅子になる』(劇団俳優座 公演)を観劇した。若い劇団員達が一所懸命に演じていたのには好感が持てた。だが、やはり何と言っても岩崎加根子さん(93歳)の存在感。劇団俳優座の第一期生(1949年)として、今日まで現役である。台詞も明瞭。味の有る女優として、舞台にいぶし銀のオーラを放っていた。
ところで「味」という漢字だが、「口+未」から成る。不味いものを食べれば、その日一日、気分が悪い。それを帳消しにするために、もっと美味しいものを探す。よって、今日よりも明日、明日よりも明後日が待たれる。
人との出会いも然り。「味の有る人」、「味わい深い人」に出会えると、とても気分がいい。参考にしたいなあ…..。そう思うことで、自らの味を少しずつ高めていこう。
