「タイ語中級 水曜日17:30」のクラスは生徒が2名だけである。15年前は6名いた。だが、両親の介護が始まったり、あるいは遠くに引っ越したために、皆さん、次第に辞めていかれた。残った2名のために、今でもこのクラスは存続させている。
2名のうち、一人は日本語学校で中国人に日本語を教えておられる。そして、もう一人は小学校教師だが、聞くところによると、中国人の子供がどんどん増えているそうだ。つまり、いずれも教師。ふと思った。教師(私)が教師(2名)に教えるということはなんだか変な話。
昨日、我々は退職後のことを話し合った。教師を辞めたら何をして老後を乗り切ろうか、と。悠々自適の生活? 晴耕雨読の生活? 旅行三昧の生活? 誰しもが考えそうだが、退屈が透けて見える。教師は生徒がいてこそ教師。近い将来は、互いに教師になったり、生徒になったりして、今のクラスを存続させようかしら。
