柏&かしわ

街中に鯉のぼりが泳ぐ季節となった。もうすぐ端午の節句だ。端午の節句といえば柏餅。一昨日、たまたま大塚へ行ったので、大塚駅前に在る和菓子の「柏屋」へ寄ってみた。この店は、福島県郡山市内に昭和30年に開業した店が、ほぼ同時期に東京に出した最初の支店だそうだ。もらったチラシに、「端午の節句に寄せて….柏の葉のお話」なるものが書かれてあった。

~ 柏の葉は、枯葉になっても枝から離れずに、新しい芽が出るまで、見守っています。このことから柏の葉は「ゆずり葉」にたとえられ、家系が代々栄えることの象徴となっています。端午の節句に柏餅を食べるのはこのためで、柏屋の屋号も同じ思いからつけられています。~

「柏」の木に興味を持ったのでネットで検索しているうちに、西日本で使う「かしわ(鶏肉)の語源がこの「柏」から来ていることがわかった。柏の枯葉の色が鶏肉の色に似ていたからだそうだ。東京に住んで61年。「鶏(トリ)」という言葉を使うのに慣れはしたものの、郷里に帰ると「かしわ」がすっと出る。

岐阜マラソンとマイ先生

月曜日のクラスと土曜日のクラスを教えてくださっているマイ先生が、今日、岐阜マラソンに参加する。正式な名称は「高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン2026」。タイ留学生仲間から誘われたようだが、しばし東京を離れ、地方の空気を吸うことはいいことだ。

文科省が認める国費留学生には4年間の奨学金が出る。マイ先生の来日は1年半前。あと半年で留学生活のちょうど折り返し地点である。いろいろな思い出をつくってほしい。そのためには「百聞は一見に如かず」にならって、多くの経験を積むことだ。

マイ先生の大学に於ける研究生活は英語。したがって、去年の9月から、ジューン先生に代わって泰日文化倶楽部に教えに来られた時は日本語がわからなかった。しかし今年2月からオンラインで日本語の勉強を始めてからというもの、日本語に対する姿勢が変わった。なにごとも、意欲と意識改革が肝心なり!

今日のタイ語作文

1.昨夜、最高齢者である茶道仲間の訃報が飛び込んで来た。

2.「5月も楽しく茶道を学びましょうね」と言って、駅のエレベーターの前で別れた彼女の着物姿が忘れられない。

3.娘さん、及び、お孫さんと同じコーラスグループに所属していたので、3世代そろって歌を歌うのがとても楽しいとおっしゃっておられた。

4.彼女とは10年余の付き合いだが、自分をしっかりと持った女性であった。

5.かくして、茶道教室では私が最高齢者になった。

モンゴルからの女子留学生

昨日の昼すぎ、家の近くのバス停に立っていると、私の前に並んでいる若い女性二人が日本語で会話をしながらスマホで道を探していた。一人はインド系。もう一人は日本人っぽい。だが、日本語の抑揚が少しだけ変であった。

私は横から助け舟を出した。そしてついでに二人の出身国を尋ねると、ネパール人とモンゴル人であった。彼女達はこの4月に都電荒川線の学習院下駅近くに在るビジネススクールに入学したばかりだそうだ。ネパール人が自分のアパートへ帰る方向を見失ったことがわかった。

モンゴルからの女子留学生は私の質問に対して、おだやかに、だが自信を持ってこう答えた。「ビジネススクールを卒業したら、まあ5年くらいは日本で働きます。そしてモンゴルに帰って自分の会社をつくりビジネスします」 夢があっていいなあと、60歳ほど年上の私は彼女の将来を羨望した。

青森県一人旅のタイ人

私が一番仲良くしている元タイ人講師は目下、桜前線に沿って青森県を旅行中である。4月20日(月曜)の地震発生の時、彼女は弘前にいた。LINEで彼女に様子を尋ねたところ、次なる返事が有った。

“มีเสียงเตือนแผ่นดินไหวเข้ามาในโทรศัพท์ เสียงเตือนทุกประกาศทางสาธารณะทั่วไป มีแผ่นดินไหว

7.4 แรงมากและมีประกาศคำเตือนเรื่องสึนามิ แต่ว่าฉันอยู่ที่สูงค่ะ ไม่น่าจะมีปัญหา”

これを読んで安心した。ところが、昨日(火曜)のLINEでは、青森県内のどこへ移動したかは書いていないが、予約していた旅館へ行くと、2階建ての小さな旅館で海に近かったため、急に地震の怖さを思い出し、即キャンセル。旅館側は快諾しキャンセル料は無し。その優しさに彼女はものすごく感激したそうだ。彼女は่上品な日本語が話せる。語学に助けられた部分もあると思う。

今日の語彙

1.難民      2.長さ

3.憎しみ     4.偽刑事

5.濡れる     6.抜き差しならない

7.年金      8.涅槃

9.望み薄    10.脳梗塞

11.ノンアルコール 12.ノンフィクション

学年別漢字配当表

昨日のブログで「船頭」の読み方について書いたが、「頭」という漢字は読み方がいろいろと有るので、日本語を習う外国人には頭が痛い話である。小学校の何年生で習うのであろうかと思い、ネットで調べてみたら、「学年別漢字配当表」の中に、「頭」は小学校2年生で習うと出ていた。

「学年別漢字配当表」の内訳は、小1=80字、小2=160字、小3=200字、小4=202字、小5=193字、小6=191字、が教育漢字として指定されている。

因みに、小2で習う漢字の中からいくつか列挙してみよう。{父/母/友/何/東/西/南/北/近/行/店}、等はよく使う単語だから覚えやすいはず。しかし、{家/遠/長/雲/顔/数/弱/聞/曜}のように画数が多い漢字はバランスが取りにくい。小2の子供にとって書くのはつらいであろう。

船頭さん

ラジオを聞いていると、どこの放送局も男女のパーソナリティ(番組の司会・進行役)を使ってペラペラと喋らせている。しかし、そうした内容も放送作家が原稿を書いているのを知ると胡散臭い思いになり、ただただ聞き流すだけである。

先日、若い女性のパーソナリティが聴取者から来た手紙を読む時、「船頭」を「せんとう」と読んだ。隣りにいた年上の男性のパーソナリティがすかさず「せんどう」とフォローした。それを聞きながら、その女性は「船頭」を見たことがないんだなあと私は思った。

数日後、ラジオで落語を聞いていると、「番頭」が出て来た。こちらの読みは、「ばんとう」。もしもその若い女性が「番頭」という単語が入った原稿を読むとするならば、先輩の男性パーソナリティの助言を思い出して、今度は「ばんどう」と発音するかもしれない。 要するに、「船頭」も「番頭」も、若い人達には知ったこっちゃないということだ。

今日の翻訳

4月9日に課した「今日の翻訳」の続きとして出題する。

๑. เด็กๆ เรียกแสงดาว่าป้าแสงดา ป้าพูดไพเราะอ่อนหวาน มีเมตตา ทุกคนในหมู่บ้านจึงรักป้าแสงดา

๒. ชาวเขานำเปลือกไม้สำหรับย้อมผ้ามาขาย และป้าจะทดลองย้อมสีฝ้ายด้วยตนเอง ฝ้ายที่มัดจะถูกย้อมด้วยน้ำกรดหรือน้ำด่าง แล้วด้ายแข็งจะได้ทอผ้าได้ง่ายขึ้น

๓. ส่วนลวดลายผ้า ป้าแสงดาได้เก็บความงามของธรรมชาติมาคิดประดิษฐ็ และนำลายผ้าที่แม่และยายสอนมาดัดแปลงเป็นลายผ้าชนิดต่างๆ นับเป็นหมื่นลาย ที่มีความประณีตวิจิตรบรรจง สีสันสวยงาม มีคุณภาพ

๔. บ้านไร่ไผ่งาม จึงเป็นสถานที่รักษามรดกทางวัฒนธรรมการทอผ้าพื้นบ้าน ป้าแสงดาได้รับการยกย่องให้เป็นศิลปินแห่งชาติ สาขาทัศนศิลป์(การทอผ้า) ที่มีผลงานอนุรักษ์มรดกในฐานะผู้ผลิต

๕. แนวคิดของเรื่อง = ผู้ที่จะประสบความสำเร็จในการประกอบอาชีพได้นั้น จะต้องมีศรัทธาในอาชีพของตน มีวินัย มีคุณธรรม จริยธรรม ความคิดริเริ่มสร้างสรรค์ และจะต้องมีทักษะทางภาษาเพื่อส่งเสริมความสำเร็จในการประกอบอาชีพ

97歳の元教師

昨日、「ねりま演劇を観る会」の第243回例会へ行った。劇団前進座による公演「あかんべえ」(原作:宮部みゆき)は、パンフレットに書いてある通り、内容が”ファンタジックミステリー”で、観客を飽きさせなかった。

いつもは夜の部に行っているが、今回は昼の部で観劇。場内を見渡すと、観客の男女比は、女性が9割、男性が1割。女性の内訳は65歳以上が9割。皆さん、演劇の灯を消さないよう、頑張って支援をしている。だが、それでも会員数が減る一方……。どこの世界も現実は資金との闘いだ。

劇が始まる前に、友人から仲間を紹介された。その中のお一人は97歳。「娘の中学時代の先生です。送迎は私がやります。駐車場代は先生に出していただいてますが(笑)。頭はものすごくしっかりしていますよ」と友人。97歳で観劇とは! 舞台もさることながら、現実の世の中を彼女はいかなる視点で見ておられるか、私はそちらのほうがより知りたくなった。