昨日、「大寒卵」を頂いた。とても縁起の良い卵であると言われたので、詳細を知るべく、ネットで調べてみた。
「大寒の初日に生まれた卵で、2023年の場合は1月20日。昔、鶏は冬前に餌をたくさん食べて栄養を蓄え、冬本番になると卵を生まずにじっとしていました。そのため大寒の頃に生まれた卵には栄養がぎゅっと凝縮されていて、ほかの時期の卵と比べて1個あたりの栄養価が高かったと言われています」
この解説を読んで、タイ語学習にも相通じるものが有ると思われた。コロナ禍、こつこつ勉強されて来られた生徒達は、日本でアウトプットができず、頭の中にタイ語を蓄積して行ったはずだ。よって、タイへ旅行した暁にはかなりの学習効果を感得できると言えよう。なにごとも蓄えることが肝要なり。
無常(อนิจจัง)
昨日、個人レッスンにいらした生徒さんから次なる話を聞いた。
「職場にタイからタイ人が来ました。そして、彼から”アニッチャン”というタイ語を教わりました。彼の説明だと、世の中は思うようには行かないから、それを受け止めるようにという話でした。私としては、アニッチャンという響きに親しみを持ちました」
それを聞いてパーリ語源の仏教用語であることはすぐに分かった。辞書では「อนิจจัง無常」と出ていた。อ(無)+ นิจ(常)=無常である。จัง(とても)だから、併せると、「ああ、無常!」となる。
それにしても、タイからの客人が初めて会った日本人に難しいタイ語を教えるとは、あら不思議。
今日の翻訳
お土産に頂いたタイの卓上カレンダー(ปฏทินตั้งโต๊ะ)には「มรดกศิลป์แห่งวัดไทย」の水彩画や写真が所収されている。その説明書から出題する。
1.แผ่นภาพขนาดใหญ่ 17.0×24.0 ซม.
2.บอกวันพระ ข้างขึ้นข้างแรม วันหยุดและวันสำคัญต่างๆของไทย
3.ช่องวันที่ใหญ่ สามารถใช้จดบันทึกได้
4.จัดพิมพ์อย่างประณีตด้วยกระดาษอย่างดี
5.พร้อมคำบรรยาย ภาษาไทยและภาษาอังกฤษ
6.เหมาะสำหรับใช้งานและเป็นของที่ระลึก
7.นำเสนอวัดสำคัญประจำภาคของไทย ๖วัด ที่งดงามไปด้วยศิลปะแบบไทยในอดีต
大寒を乗り切ろう!
昨日(1月20日)は大寒の入り。天気予報では来週の半ばあたりに寒波到来が有ると報じている。これから立春までの2週間が寒さとの闘いだ。自分なりの防寒対策をほどこし、元気で大寒を乗り切ろう。
今日は泰日文化倶楽部に新しい生徒さん(個人レッスン)が見える。「2月からでもいいですよ」と言うと、「いいえ、気が変わらないうちにスタートしたいです」とのこと。
他にも、近日中に見学に来たいという方がおられる。ということは、皆さん、寒さをものともせず、一早く春に向かって頭の準備をし始めたいのであろう。
いずれの外国語であれ、習得できれば楽しい。その楽しさを求めるのであれば、すぐに始めるに限る。
兎が虎をからかう
今日1月20日は、旧暦では12月29日。我々日本人はすでに兎をお迎えしているが、中国人はあと2日で春節だ。
『タイ日辞典』(冨田竹二郎編纂)の中に、「กระต่ายแหย่เสือ(ウサギがトラをからかう)」という慣用句が載っていた。その意味するところは、「身分の低い者がえらい人をからかう → 非常に危険」
寅年が去り卯年になった。だがこれは干支だけの話。よくよく考えれば、ウサギであれ、トラであれ、居るところにはどこにでも居る。要はちょっかいを出さないようにという警句であろう。
とかくこの世は厄介。動物は怒り噛みつく生き物だ。身の危険を防ぐには、当たり障りのない処し方が肝心である。
今日の作文
1.経済アナリストの言うことは当てにならない。
2.社会の動きは速い。その反対に全く影響を受けない地域も有る。
3.データだけを分析し、それに満足しているだけではいけない。
4.ユニクロは5億人の購買客を目標にしているそうだ。
5.しかし、町の一角で踏ん張っている豆腐屋も十分に存在価値が有る。
ボアルームシューズ
今週末に客人が有るのでスリッパを購入しようと思い、鬼子母神近くに在る履物屋へ行った。しかし定休日のため、あいにく閉まっていた。仕事が終わった午後5時半頃、頑張って買いに行ったのに残念。
ところがである。履物屋の真ん前が百金ショップ。辺りはもう暗くなっていた。だが、店の外の一番端にスリッパが2足、置かれていた。「ここに有りますよ」と、まるで私を呼んでいるみたいであった。
値段は550円。ボアルームシューズと書かれていた。もちろん中国製。
時間的にデパートへ行く余裕はない。一時しのぎとは言え、目的が達成できた喜びが味わえて帰宅。そして、中国のどこで生産され、最終地点である私の元へやって来た御縁を思いながら、ボアルームシューズが辿った道を想像した。
30年ぶりの再会
先日、大学時代の元教え子と30年ぶりに再会した。会う前に、昔の写真と今の写真をラインで送ってくれていたが、体格がすっかり中年の太さに変わっていたので興味津々で出かけた。
しかし会ってみると、彼(55歳)の優しさはそのままであった。彼がタイ女性と結婚したので、ドンムアン空港近くの新居に私が訪ねて行った話も出た。 現在は広島県で就職しているが、一人息子さんはもう社会人になっているとのこと。コロナ禍でタイへ帰れなかった奥さんを羽田まで見送りに来たのだそうだ。
他にも旧友が集まって来ていたが、皆さん、それぞれの人生を歩んでおられ、30年という歳月は一世代を築くに十分な時間だとあらためて思わされた。私の頭の中では、彼らはまだ大学生のままだが、「息子がもうすぐ大学を卒業するんだ」という話を聞くと、なんだか不思議な気がしてならなかった。
今日の翻訳
『อะไรเอ่ยและมาทายปริศนากันเถอะ』(ศิวรี วรนิตินันท์ 編纂 สำนักพิมพ์ผดุงศึกษา発行 พ.ศ.๒๕๒๗)の序文(คำนำ)から出題する。
1.ขอเชิญชวนท่านทั้งหลาย มาลองทายปัญหา “อะไรเอ่ย” และ “ปริศนาคำถาม”กันเถอะ
2.เพราะนอกจากจะสนุกสนานแล้ว ยังเป็นการช่วยกันรักษาของดีๆของไทย เราไว้ให้คงอยู่ต่อไป
3.บรรพบุรุษของไทยเราท่านช่างเข้าใจเลือกสรรปัญหามาถามกันในยามว่างยามพักผ่อน เป็นการสนุกสนานชวนให้ขบคิด
4.การสนทนากันอย่างสนุกๆเป็นการสร้างความสามัคคี ความอบอุ่นในครอบครัวอีกด้วย
5.จึงควรที่เราชาวไทยทั้งหลาย จะได้ช่วยกันรักษามรดกที่มีค่านี้ไว้สืบไป
6.และท้ายเล่มได้นำเอาของดีๆของไทยที่มีผู้รวบรวมไว้สิ่งละอันพันละน้อย ที่เกรงว่าจะสูญหายไปมารวบรวมไว้ด้วย
シルク vs シルック
今日は初釜。そこで新しい半襟をつけて清々しい心で臨もうと思い、半襟を買いに行った。ところが正絹(ไหมแท้ๆ)はあまりにも高く、買うのを躊躇した。どうせすぐ汚れるわけだから一番安いもので我慢しようと思い、呉服屋の店主に尋ねた。「一番安いものはいくらですか?」
店主は答えた。「シルックというのが¥1,122でございます」、と。
シルックと聞いただけで、私の頭の中はシルクのイメージがふわーっと沸いてきた。
帰宅後、その製品を出してみると、それがポリエステルであることがわかった。「東レシルック(Sillook)は高貴な光沢で、絹の様にしなやかなサラリとした風合いを持ち、その上、丈夫で色あせや黄変がしにくく、保存が簡単です」と書いてあった。
シルクは絹。だが、シルックはポリエステル製。企業のネーミングのうまさに一本取られた。
