東京メトロのTVコマーシャル

 昨日、テレビを見ていると、高田馬場が出た。それは東京メトロのTVコマーシャルであった。カンボジア料理店で食事をするカンボジア女性、そして、ミャンマー料理店で食事をするミャンマー女性が登場し、それぞれ「美味しい」と言う様子をアップで映し出し、カンボジア文字とミャンマー文字の表記も併記されていた。そのあと、中国人の女性も出た。だが、タイ人やベトナム人は現れなかった。
 いずれにせよ、東京メトロの趣旨はコマーシャルを通じて、高田馬場が東京で随一、東南アジアの様子を呈しており、とてもにぎわっていることを伝えたいものであった。
 それは事実だ。以前よりも東南アジアの人達が増えている。まるでアジアのどこかの街を歩いている錯覚におそわれる…..。この様子だと、早稲田大学の学生数を越す日もそう遠くはないであろう。

有明コロシアム

 昨日、仕事でお台場方面へ行った。帰りに門前仲町行きのバスに乗り豊洲で降りた。途中、有明コロシアムというバス停を通過した。
 「コロシアム」という単語はローマのコロッセオから由来しているのは明白だが、日本語にすると、何故、コロシアムになってしまうのか? 調べてみると、これは英語読みだと書いてあった。英語表記はcolosseum。そして、語源をさかのぼれば、ラテン語の「colosseum コロッセウム」にたどりつく。
 だが、和訳になると、「コロシアム」。私にはバス停の名前が「殺し合い」のように響いてきて印象がよくなかった。オリンピックに向けての施設はどんどん建造されており、有明周辺の景色はそこを通過するたびに変貌をとげつつある。
 これから外国人がますます押し寄せることであろうが、日本語のカタカナ表記に馴染んでしまっている日本人は、外国人に道を聞かれた時、彼らの発音とカタカナ英語の発音の違いをとっさに聞き分けることが出来るであろうか?

栗 と 銀杏

 先日、泰日文化倶楽部の近くにある老舗の和菓子店で栗のおこわを買った。その際、「栗は日本の栗ですからね」と、店主が何度も念を押した。ということは、コンビニなんかで売られている栗入りの菓子は中国産? 
 栗は、タイ語で「เกาลัด ガウラット」。辞書で調べると、潮州語から由来しているらしい。栗もいいが、これからの季節は、銀杏もいい。秋の風情がいっぱいで、日本酒に合いそうだ。
 銀杏は、タイ語で「แป๊ะก๊วย ぺェグアイ」。やはり潮州語からのものらしい。寒さを感じるようになれば、茶碗蒸し(ไข่ตุ๋น カイトゥン」がいいなあ。
 タイ語には、<焼く>という単語が多いが、「焼き栗」は何? そして、銀杏を焼くことは何? 

祝 泰日文化倶楽部 満30周年

1988年(昭和63年)10月にスタートした泰日文化倶楽部は満30周年を迎えました。
 タイが大好きな生徒達、そして、優秀なタイ人講師達に恵まれて、今日から31年目に入ります。
 皆様、何卒よろしくお願い申し上げます。

口(ปาก)に関するタイ語

授業風景を見ていつも気になることがある。それは、生徒達の口の開け方が足りないことだ。もっと口を開ければ力強い発音になるわけだから、意識して口を開けるようにしてもらいたい。
 今日の出題は、「口(ปาก)」に関係するタイ語を列挙するので、和訳しなさい。
 1.ปากกา 2.ปากน้ำ3.ปากคลอง4.ปากซอย5.ปากแผล6.ปากคำ 7.ปากเปล่า 8.ปากเบา 9.ปากหนัก10.ปากหมา   11.ริมฝีปาก 12.ปากล่าง 13.ปากมาก 14.ปากเปื่อย 15.ปากหวาน 16.อ้าปาก 17.ปิดปาก18.ถูกปาก 19.ทาปาก 20.ติดปาก
 最後に、次の格言をどうぞ。 ปากเป็นไฟ ใจเป็นน้ำ

骨密度の低下

数日前、都の健康診断(無料)へ行った。「胸部撮影も心電図も過去のデータと全く同じですね」と医者から太鼓判を押され一安心。だが、骨密度検査(有料)で引っかかった。
 「骨密度が前年より落ちてますよ」と、医者。「昨年、骨折して33日、入院していました」と私。
 「33日も寝ていたのではだめだ。どうりで数値が下がったわけだ」と、医者からはっきり言われた。
 帰る道すがら、私は考えた。一度落ちたものはなかなか上がらない…….。それよりも下がる一方だ。浜松出身の生徒さんがいつも「鰻の骨」をおみやげにくださるのに、申し訳ない。
 昨日、20数年前の生徒さんから電話が有った。「もう一度、タイ語をやり直したいのですが」
 私は率直に言った。「相当、タイ語がさびついていることでしょうね。やめたらおしまい。復帰はとても嬉しいです。せめてオリンピックまで、コツコツと勉強してくださいね」

口(ปาก)に関するタイ語

授業風景を見ていつも気になることがある。それは、生徒達の口の開け方が足りないことだ。もっと口を開ければ力強い発音になるわけだから、意識して口を開けるようにしてもらいたい。
 今日の出題は、「口(ปาก)」に関係するタイ語を列挙するので、和訳しなさい。
 1.ปากกา 2.ปากน้ำ3.ปากคลอง4.ปากซอย5.ปากแผล6.ปากคำ 7.ปากเปล่า 8.ปากเบา 9.ปากหนัก10.ปากหมา   11.ริมฝีปาก 12.ปากล่าง 13.ปากมาก 14.ปากเปื่อย 15.ปากหวาน 16.อ้าปาก 17.ปิดปาก18.ถูกปาก 19.ทาปาก 20.ติดปาก
 最後に、次の格言をどうぞ。 ปากเป็นไฟ ใจเป็นน้ำ

骨密度の低下

数日前、都の健康診断(無料)へ行った。「胸部撮影も心電図も過去のデータと全く同じですね」と医者から太鼓判を押され一安心。だが、骨密度検査(有料)で引っかかった。
 「骨密度が前年より落ちてますよ」と、医者。「昨年、骨折して33日、入院していました」と私。
 「33日も寝ていたのではだめだ。どうりで数値が下がったわけだ」と、医者からはっきり言われた。
 帰る道すがら、私は考えた。一度落ちたものはなかなか上がらない…….。それよりも下がる一方だ。浜松出身の生徒さんがいつも「鰻の骨」をおみやげにくださるのに、申し訳ない。
 昨日、20数年前の生徒さんから電話が有った。「もう一度、タイ語をやり直したいのですが」
 私は率直に言った。「相当、タイ語がさびついていることでしょうね。やめたらおしまい。復帰はとても嬉しいです。せめてオリンピックまで、コツコツと勉強してくださいね」

すべての味(สรรพรส)vs  パイナップル(สับปะรด)

 先週、生徒さんから、「パイナップルではない(ไม่เป็นสับปะรดเลย)という表現、ご存知ですか? 不味いという意味だそうですが….」と訊かれた。私は「知りません」と答えた。すぐに辞書で調べると、載っていた。ただし、注意書きがかかれてあった。
「สรรพรส(サッパロット=すべての味)を、สับปะรด(サッパロット=パイナップル)に置き換えて使う人がいますが、本当は間違いです」
 そこで、パック先生に尋ねてみた。「先生はไม่เป็นสับปะรดเลย という表現を使いますか?」
 最初、怪訝そうな顔をした。そして、答えた。「僕は一度も使ったことがありません」 
 それを聞いて、彼が育った家庭環境では使わない表現であることがわかった。
 このような事例は日本語でも見られる。商人の間で「勉強しますよ」と言えば、「まけときますよ」という意味だが、公務員の家で育った人にはわからない。言葉は育った環境によって左右される。

自家製の味噌

「タイ語入門 木曜日11:00」は今年の4月から開講したクラス。丁度、半年が経過した。生徒は入れ替わっているが、現在、2名の女性が勉強しておられる。
 話題がひょんなことで味噌の話になった時、彼女達はご自分で味噌をつくっておられると言った。私が興味を示すと、お二人とも自家製の味噌を、翌週、私に持って来てくださった。
 A子さんが「酸っぱいと思いますが….」と言った彼女の味噌はそれほど酸っぱくはなく、非常に個性的な味がした。反対に、スーパーで売っている味噌がいかに甘目であるかがよくわかった。
 B子さんは、「去年つくった味噌と今年の味噌の両方をお持ちいたしました。色がかなり違います」と言った。
 今年の味噌は色が明るく塩分もきつかった。しかし、去年の味噌は深みを増し、いい塩梅になっていた。
 ひるがえってタイ語の勉強に関して言えば、生徒達はご自分の上達度があまりわかっていない。しかし、教師にはわかる。年を重ねるごとにタイ語の深みが増すよう、自助努力を続けてほしい。