尾道の子供

一昨日、尾道の向島で創造的なる生活をしている真珠さん(元生徒)からラインで写真が送られて来た。彼女のお子さん2人がフル装備をして瀬戸の海につかっている写真だ。それは4月30日のこと。尾道は早くも“海開き!”。
 彼女の家から砂浜まではわずかに1分。横浜育ちの彼女は自然なる生活を求めて尾道へ。古家を購入して地道な生き方をしておられる。出産もその家で。隣家には欧米人が住んでいるので、子供達は自然に英語に馴染んでいる。
 その隣家はヤギを飼っている。私も彼女の家へ遊びに行った時、ヤギの写真を撮ったことがある。そのヤギが急に産気づいた時、飼い主の欧米人は不在。すでに出産が始まっているのに気付いた彼女は、突如、機転をきかせて助産師に変身し、無事に子ヤギを取り上げたとのこと。小学5年生の長女も立ち会ったそうだ。
 先月(4月)、素晴らしい映画を残された尾道出身の大林宣彦監督がとうとう逝ってしまわれた。しかし、尾道の海はおだやかで、かつ、輝いている。尾道の子供は無邪気(ไร้เดียงสา)そのもの!

岩手県のこと

 岩手県はいまだにコロナ感染者がゼロ。だがそれ故に、岩手県民の方達にはプレッシャーがかかっているというわけだ。
 昨日、盛岡出身の生徒さんから次なる情報が有った。
 「岩手県はついに駅にサーモグラフィーを設置しました。感染者ゼロは人付き合いの悪い県民性の効果かも知れません。鬼剣舞などの文化も、村同士の交流がなかったが為に沢山の種類ができたのだそうです。イタリアはオープンな国民性が逆効果だったみたいです」
 なるほど、人的交流が無ければ村固有の伝統文化が守れるということなのだ。
 地方へ旅行すると観光客向けのショーが有るが、演じておられる土地の人々は、内心、おそらくうんざりであろう。今回のコロナ禍において、「新しい生活様式を!」、すなわち、テレワーク等が求められているが、伝統文化の継承に専心するのも素晴らしい生き方だと思う。
 

茶道具セット

昨日、友人御夫妻に茶道具セットを送った、といっても、高額な茶碗ではなくて、食卓の上で気軽に抹茶を点てる程度のものである。すなわち、抹茶、茶杓、茶筅、そして、懐紙の4点セット。
 これらは去年の暮に、泰日文化倶楽部の近くに在る茶道具店で買っておいたものである。どなたかに差し上げようと思っていたが、そのチャンスがいよいよ巡って来たというわけだ。
 友人御夫妻は浜松で「かつ一」というとびきり美味しいとんかつ店をやっている。だが、目下、自粛休業中。東京におられた時は着物を着て茶会にも行っておられたようだから、今こそ自宅で抹茶を点てて、商売のことをしばし忘れてほしいと思う。
 昔(45年前)、茶道教室の仲間で、竹を削って茶杓を上手に作る青年がいた。茶杓を見るたびに彼のことを思い出す。

今日の宿題

今日は「憲法記念日」です。以下の単語や表現をタイ語に訳してみましょう。

1)憲法
2)憲法発布
3)憲法改正
4)憲法改正反対
5)憲法改正を絶対に反対する
6)憲法改正支持派
7)憲法9条
8)戦争の放棄
9)戦力の不保持
 10)交戦権の否認

自粛休講を延長いたします

5月7日からの授業再開を楽しみにしながら、毎日、ニュースとデータの情報につとめてまいりましたが、どうやら政府の緊急事態宣言の解除がかなわず、あと1ケ月ばかりの延長が余儀なくされる様子です。
 したがって、泰日文化倶楽部は5月31日まで自粛休講を延長することに決定いたしました。
 生徒の皆様、なにとぞ自学自習をお願いいたします。
 コロナが終息し、通学にとって安全な環境が戻って来る日を待ちましょう。

秋入学

休校が次から次へと延長されているので、数日前から「日本も9月入学にしようではないか」という意見が大きく取り上げられている。「今こそ変革の時!」という声に賛同する人が多いわけだ。だが、反対者も必ずいる。「制度は制度。調整しなければならないことが多く、今年は無理」
 次なる文章は、北尾吉孝氏(実業家)が『仕事の迷いにはすべて「論語」が答えてくれる』(朝日新書 2012年)の中から引用したものである。
 「東京大学が秋入学の方針を打ち出した背景には、外国人留学生の受け入れを促進するという狙いがある。しかしハーバード大学やケンブリッジ大学といった欧米の一流大学と比べても遜色のない教育や研究が東大で行われない限り、優秀な学生はわざわざ東大に留学しようとは思わないだろう。変えなくてはいけないのは秋入学という制度ではなく、教育や研究の質である。この質には、世界共通語ともいえる英語での授業の提供も含まれる」
 余談だが、私は世界の有名な大学の門前までは数校、行ったことがある。環境がすばらしかった。歩いている学生達の顔も引き締まっていた。

市原ぞうの国

昨夕、TBSが千葉県市原市に在る「市原ぞうの国」から、象達を10分ほど生中継した。坂本小百合園長のお話が面白かった。
 「この子達、毎日、ショーのための訓練を続けております。やらないと、いざ本番という時に勘が鈍ってしまって動けませんからね。しかし、観客がいないので、手抜きの部分は有りますよ」
 このような内容の話を聞くと、ますます象に親近感を覚えた。ここにはアジア象が9頭(๙ เชือก)、アフリカ象が1頭(๑ เชือก)いるそうだが、それぞれに芸達者であるのは知っている。何故ならば2回行ったことがあるからだ。
 タイから来て長く世話をしているベテランの象使い(ควาญช้าง)とも話したことがある。とても謙虚な方であった。
 目下、「市原ぞうの国」も自粛している。だが、ネットで象のグッズが売れていると聞き安心した。何故ならば、餌代だけでも大変だからだ。それに、象のほかにもいろいろな動物がいる。そして園内をきれいに清掃するのは若手のタイ人象使い。
 人件費、餌代、その他、諸々の固定費、すべてを計上すると……。考えるだけで気が遠くなる。だが、坂本園長は明るくて、強い!象を愛する信念の持ち主である。

鍋ラー

昨夕のニュースの中で、「鍋ラー」という言葉を覚えた。それは、鍋を持って近所のラーメン屋に行き、ラーメンをその鍋の中に入れてもらって持ち帰ることである。心配な点は麺がのびてしまうこと? だが、子供達は面白がって食べていた。いい思い出になることであろう。 
 しかしながら、私は昔のことをすぐに思い出した。鍋を持って豆腐を買いに行ったことを。塩こんぶも、でんぶ(田麩)も、その他、副食も、みんな量り売り(単位は匁)であった。酒も油も醤油もである。要するに大型店舗がなかった時代の話だから、買い物はすべてご近所さんで間に合っていた。
 私の郷里は城下町。今でも町名には、米屋町、魚屋町、等が名残惜しく残っている。その米屋町には現在、老人ホームができているので調べてみると、「要介護2以上、認知症気味の方」と書いてあった。「呆けた演技をして、いずれはそこにお世話になろうかと思っている」と生徒さんに話すと、「吉川先生は無理。入居した翌日には、即、退去させられますよ」と言われた。

今日の宿題

今日は、<เーา>母音が使われている単語を列挙するので、目の体操、頭の体操だと思って意味を書き、そして発声訓練もしてみてください。

 1) เกาหัว  / เกาหลัง / เกาหลี / เกาลัด

 2) เจ้ามือ / เจ้าแม่ / เจ้าภาพ เจ้าหนี้

 3) เท่านั้น เท่าที่ เท่าเทียม เท่าทุน

 4) เบาใจ เบารถ เบาปัญญา เบาหวาน

 5) เหมารถ เหมาร้าน เหมาจ่าย รับเหมา

今日の宿題

今日は、<เーา>母音が使われている単語を列挙するので、目の体操、頭の体操だと思って意味を書き、そして発声訓練もしてみてください。

 1) เกาหัว  / เกาหลัง / เกาหลี / เกาลัด

 2) เจ้ามือ / เจ้าแม่ / เจ้าภาพ / เจ้าหนี้

 3) เท่านั้น / เท่าที่ / เท่าเทียม / เท่าทุน

 4) เบาใจ / เบารถ / เบาปัญญา / เบาหวาน

 5) เหมารถ / เหมาร้าน / เหมาจ่าย / รับเหมา