今日の宿題

タイ語作文。

1. 敬老の日が近づいている。

2. 長生きする秘訣は何か?

3. 知り合いの税理士は90歳。足こそ弱ったものの、頭はしっかりしている。

4. 華道講師のお母様は104歳。どこも悪いところが無いそうだ。骨もしっかりしている。

5. 目も耳も歯も悪くなると気力が衰え、感動も無くなる。 

6. 介護施設に入って20年も暮らすとなると、お金はもちろん必要だが、趣味も持っていたほうがいい。

堆朱(ついしゅ)

 一昨日、茶道教室に参加すると、茶道講師は「菊の花」をテーマにしたお道具を揃えておられた。まるで「菊の宴」の如くであった。
 床の間には講師が篆書されたお軸、生徒の一人が生けた茶花、そして、紅漆の香合が置かれてあった。
 その香合は、「堆朱」という彫りでつくられており、「ついしゅ」と読むそうだ。朱漆を上から何度も重ね塗りし、そして、彫刻するという中国の技術。確かに、そのような工芸品を見たことがあるにはある。だが専門的な呼び方は知らなかった。
 ひるがえって人生にたとえてみよう。年代を重ねて行くうちに、相当にぶ厚い層を成して来ているはずだ。その幾層にも重なった我が人生の彫りたるや、浅いか、深いか? 果たしてその出来栄はいかに….。
 

ไอยรา

福岡県在住の元生徒さんから、地方新聞に出ているタイ関連の記事を送信してくれることが多い。それだけ地方でもタイのことに関心があるということであろうか。あるいは日本人と結婚しているタイ人が増えて来ているということか。いずれにしても、タイ料理店もそこかしこに有るらしい。
 一昨日、彼は次なる文面と写真をラインで送信して来た。
 「最寄りからひとつ手前の駅にあるタイ料理屋に来ました。カウンター4席、2人がけのテーブル3つの狭い店です。シェフ1人、バイト1人ですが、日本語が未熟なタイ人2人なので勉強になります」
 店の名前は「ไอยรา」。読み方は、「アイヤラー」、そして、意味は「象」。辞書で調べると、詩的な場面に使われるようだ。
 タイ語には象に関連した単語がいくつも有る。一般的なのは「ช้าง」だが、時間と興味が有るならば探してみることをお勧めする。

今日の宿題

タイ語作文

1.昨夕、一時帰国している元生徒さんを接待するため、日本橋室町に在るおしゃれなビルへ行った。

2.ビルの地下に、全国の島々から集められた物産が販売されていた。

3.小豆島のすだち、島根県隠岐の島のあごだしの素、そして、鹿児島県三島村の椿油を買った。

4.三島村は、薩摩半島南端より約40kmの洋上に浮かぶ、竹島、硫黄島、黒島の三つの島から形成されているそうだ。

5.三島村の椿は、産業の中心であるとともに、先祖から代々受け継いできた歴史的遺産であり、文化的遺産でもあると、小さな紙に説明してあった。

6.さらには、近年、自然志向の高まりのもと、椿油の優れた成分、特質が注目を集めているとも書かれてあった。

7.興味深く思った点は、製造者が三島村役場と書かれてあったことだ。

土地勘・土地鑑

 昨日、ミステリー小説を読んでいたら、「土地鑑」という漢字が目にとまった。私はこれまでずっと「土地勘」という漢字を使い、一度も「土地鑑」と書いたことがない。
 そこで調べてみると、やはり「土地鑑」が正しいということがわかった。ただし、「土地勘が働く」という場合には大丈夫であることもわかった。
 最近の人は、「土地感」と書く人も出て来ているそうである。「第六感」から影響を受けて…..。
 この頃、都内をシルバーパスで乗りまくっているが、いやはや東京は実に広い。バスの窓から目ぼしい建物をインプットしていく。先日、善福寺緑地公園(杉並区成田)というバス停を通過した。私は学生時代、武蔵野の面影が残る善福寺公園のそばで住んでいたが、杉並区も広いから、成田のほうの土地鑑は無かった。
 これからも、頭の体操のために、データとして都内の土地鑑を持ち、そして、必要とあれば、土地勘を働かせたい。

血圧計

 昨日、都の無料健診を受診するため、近所の医院へ行った。待合室の人数が少なくてほっとした。
 受付にいる方から、「そこにある自動血圧計で血圧を計ってください。結果の紙が出て来ますから、それを持って来て提出してください」と指示された。
 その後、身長・体重・腰回りの測定、胸部レントゲン撮影、心電図、眼圧測定、採尿、血液採取、等、一連の流れを経て、医師からの問診が有った。
 医師は私の血圧が書かれた紙を見ながら、「血圧が高いですね。ちょっと計ってみましょう」と言って、昔から見慣れた手動の血圧計で、手をシュポシュポと動かした。結果は正常。
 それを知って、私は有名会社の自動血圧計よりも、医師による直接の測定のほうが信頼できると思った。
 医師は高齢であった。経験値が高い。私の質問にも優しく付き合ってくださった。

中野の甘味屋

昨日、仕事帰りに中野に寄り、ブロードウェイに通じる商店街を歩いた。昔、買ったことのある洋品店に寄ってみた。「こちらのお店、もう何年になりますか?」と店の人に尋ねると、すかさず返事が戻ってきた。「67年です」
 そこで私も応じた。「私はこちらのお店、55年前から知っています」
 そのあと、すぐ近くにある甘味屋に入った。店頭の「氷」と書かれた例の旗に誘われたからである。店内は客でいっぱい。コロナの夏の思い出にと、かき氷を注文。
 すると大きなペンチを持ったおじさんが店の奥へと入って行った。店の女主人が「見積りをお願いしますよ」と言う声が聞こえた。どうやらそこの店のエアコンが壊れたらしい。猛暑で降参。
 中野からバスに乗って西武新宿線の新井薬師寺駅まで行った。西部新宿線の沿線に在った本屋がすべて無くなってしまったと聞いていたが、駅前の古本屋はまだ頑張っていた。店内は蒸し風呂。だが、店主は運慶の仁王像の如く、店を守っていた。

今日の宿題

形容詞の使い方に気をつけながら訳し、さらにもう一つ文章を足すことにより、文意を完成させよう。

1. 彼は口がかたい。…….

2. 肉がかたい。…….

3. 彼はなかなか得難い人物だ。……

4. 上司のやり方はきたない。……

5. 公園のトイレが汚い。……

6. 汚い言葉は慎んでください。……

7. 高齢者には温かい言葉をかけてあげてください。…..

8. 温暖な土地に移り住みたい。…….

9. 私はいつも温かい飲み物を飲みます。……

稽古の効用

昨日、着付けを習いに行った。月に1~2回の割合でもう3年以上、呉服店にお邪魔しているが、いつまで経っても上手にならない。それは何故か? 要は体が覚えず、着物にはじかれているのである。
 昨日も、講師から懇切丁寧な指導を受けた。きれいな着付けのためには、着物に皺があってはならない。特に上半身が重要。私が迷っていると、講師は着物の各部分を引っ張るようにと助言を与えながら、最後の最後で手を添えてくださる。着付け上手になるには、おそらくこの繰り返しであろうと思われる。
 ひるがえって話をタイ語の勉強に差し替えよう。これまた繰り返しが問われる。自習できる自信が有る人はそうすればいい。しかし、週1回、タイ語教室に通うのも楽しかりけり。たった1回の勉強では進捗度が見えないが、数年後には見えてくる。その時の歓びに乾杯!

南を目指そう!

先週、久留米在住の友人(画家)から英語の添削を頼まれた。と言っても文章ではない。グループ展の案内状に載せるキャッチコピーである。私は大学時代、英詩を勉強したから、押韻を強調して添削してあげた。
 ところが、彼女には彼女なりの考えが有った。
 「九州と山口県の画家の集まりだから、<the south 南>という単語はどうしてもはずしたくないのよ」
 そこで、彼女の希望を入れて、“Pointing to the SOUTH”とした。
 私は九州にうとい。九州人が「南」を意識しているとは知らなかった。南と言えば、遥か先に在る熱帯の方をイメージしがちだ。
 昨日と今日は台風10号で九州は大打撃を受けている。だが、芸術は死なない。へこたれない。蘇生を繰り返しながら、強靭なる作品が創造されていく。