話し相手としてのボランティア

昨日、興味深い話を生徒さんから聞いた。それは、彼女の娘さんがこの大型連休中に会社派遣によるボランティアとして能登の被災地へ行かれ、被災者の高齢女性の話し相手をして来られたということだ。

被災地のボランティア活動と言えば、瓦礫や家財道具の撤去等、力仕事が多いと思っていたが、高齢者の話し相手という参加も立派なボランティアであることを知った。東京から行った若い女性がアルバムをきれいにしてあげたりしていると、被災者のおばあちゃんはいろいろな問いを発して来たとのこと。

そもそも人間は喋りたいのだ。喋ってストレス発散。老いも若き大いに喋って、そして腹から笑おう。

アジサイ

昨夕、仕事帰りに土砂降りに遭った。今年初めてだったから、むしろそれを楽しんだ。雨宿りする人達を見るのも久々の光景だ。路傍にはアジサイの蕾………。季節の移ろいを感じた。

アジサイは漢字で紫陽花と書くが、紫という色のイメージはどことなく寂しい。そこで気分を変えて漢字を別の組み合わせにしてみる。まず浮かぶのは、「味菜」。やはり食のことを考えると楽しくなる。「味才」と書けば、粋なる才覚が生まれるような気がしてくる。

いずれにせよ、①ァ=あせらず、明るく、②ジ=じっくりと、十分に、③サ=才覚を磨き、④イ=いろいろなことに挑もう。

今日の翻訳

タイの国語教科書(小学校1年生後期)の練習問題に記載されたイソップ物語の翻訳文から出題する。

1.เช้าวันหนึ่งในฤดูฝนแต่แดดออกจัดดี มดง่ามพวกหนึ่งจึงช่วยกันขนเมล็ดข้าวที่หาไว้ได้ในฤดูร้อนออกตากแดด

2.ขณะนั้นมีจักจั่นผอมเดินโซเซผ่านมาเห็นเข้า จึงแวะเข้าไปหามดแล้วพูดว่า

3.”ข้าพเจ้าอดอาหารมาหลายวันแล้ว หิวเต็มทน ขอทานข้าวให้ข้าพเจ้ากินสักเมล็ดสองเมล็ดพอรอดตาย จะได้หรือไม่ “

4.มดถามว่า ”ก็ในฤดูร้อนซึ่งเป็นหน้าเกี่ยวข้าว มีอาหารอุดม ท่านไปทำอะไรเสีย จึงไม่หาอาหารเก็บเอาไว้เล่า”

5.จักจั่นตอบว่า ”ข้าพเจ้าหาเวลาว่างไม่ได้ เพราะฤดูแล้ง เที่ยวร้องเพลงเล่นเพลินไปวันยังค่ำวันยังต่ำ จนสิ้นฤดู ครั้นถึงฤดูฝนตก ข้าวก็งอกเสียหมดแล้ว”

6. มดจึงเย้ยให้ว่า “อ้าว ดีแล้วละเป็นไร ถ้าท่านร้องเพลงเพลินไปในฤดูร้อน ทำไมจึงไม่หัดรำในฤดูฝนเล่า”

7. นิทานเรื่องนี้สอนให้รู้ว่า ขณะที่ยังดีดีอยู่ ถ้าเราไม่อุตส่าห์ทำการงานหาสมบัติเอาไว้แล้ว ในเมื่อถึงเวลาเจ็บไข้ได้ยาก เราก็จะได้ความลำบากยากแค้นเป็นอย่างยิ่ง

薫風

5月の季語は薫風。今日から授業再開です。夏休みまでの3ヶ月間、忍耐強く勉強しましょう。

私は茶道と華道の両方を習っていますが、一向に上達しません。日本の伝統的なものは奥が深すぎて、毎回、迷路に追い込まれています。しかし、唯一、自分に言い聞かせていること、それはやめないということであります。

それに比べて、語学は勉強すればするほど成果が実感できます。語彙をたくさん覚えて、自分が得意とする文型を駆使して自己表現をすればOK。問題は右から左に忘れてしまうこと。覚える作業と忘れない作業をバランスよく継続させましょう。

休筆(数日間)

黄金週間の休みも後半に入りました。英気を養うために5月6日まで休筆します。授業再開は5月7日(火曜日)からです。最近、昔の生徒さん達が戻って来てくださり嬉しく思っております。

傑作なネイミング

目下、タイへ旅行中の元生徒さんから続々と写真が送信されて来る。一緒に旅行している気分にひたることができて有難い。タイの自然の豊かさは実に素晴らしい。

「ピサヌロークからルーイへドライブです。道端で面白いネーミングの竹筒に入れて炊くおこわを売ってました」という説明が有ったのでその写真を見ると、「ข้าวหลามลืมผัว」と書いてあった。直訳すると、「亭主を忘れるカーオラーム」となる。

はてさて、これは何を意味するのであろうか? 解釈は十人十色。いずれにせよ、タイは今も昔も女性の行動力が男性を上回っている。男性よ、頑張れ。

今日のタイ語作文

1.黄金週間でもシフトで出勤する人達が多い。

2.始発電車に乗ったが、もはや空席はなかった。

3.外国人の若者達が優先席に座っていたので、ジェスチャーで注意した。 

4,新宿駅は複雑になり過ぎて嫌いだ。渋谷駅も然り。

5.舎人ライナーに一度乗ってみたいが、沿線駅に降りる用事が全く無い。

落雁

月に一度だけ個人レッスンを受講しているK子さん。その彼女が最近ものすごく気合いを入れ始めた。タイ語を読むスピードも速くなった。ノートに書いているタイ文字もしっかりしている。彼女のレベルはタイ小学校国語教科書(2年生向け)を読む段階の初心者レベル。だが進展が見られることは教師にとって嬉しい限りだ。

上記の教科書の練習問題に、「รักกัน rak kan 愛し合う」という表現が出て来た。K子さんはこれを「ラクガン」と読んだ。私の耳には「落雁」に聞こえた。この練習問題の意図は、末子音の「~k」が正しく発音できるか否かである。

日本人は「促音節の末子音:~k/ ~t/ ~p」の発音が不得手だ。日本語の「落雁 rakugan」ではなくて、タイ語の「rak kan」として正しく発音できるようになるかは、味の素、もとい、タイの素(=タイ的要素)をいかにたくさん振りかけるかにかかっている。

ハナミズキ(花水木)

葉桜が美しい季節となった。そんな中、ハナミズキの花が街に彩りを添えている。ハナミズキがアメリカから来たことは知っていたが、それが日本からの桜の返礼であったのは知らなかった。1912年に当時の東京市長であった尾崎行雄がワシントンに桜の苗木を贈呈したことに対するお返しだったとのこと。したがって、ハナミズキの花言葉は、「返礼」、及び、「永続」。

ハナミズキが最初に植えられた場所は日比谷公園だそうだが、百年以上を経た今、日本の随所に見られるようになった。東京都は各所に於いて、古いイチョウの木を切ってハナミズキに植え替えつつある。都のシンボルはイチョウ。しかし、百年後にはハナミズキの花弁がシンボルに変更されているかもしれない。

今日の語彙

1.記入する      2.記述する

3.記憶する      4.記載する

5.表記する      6.登記する

7.併記する      8.記事

9.記者       10.記号

11.日記      12.記念日