シャンプー

シャンプーするたびに思うことがある。それは、手にシャンプーをつけて1回だけ洗うと、あまり泡立たない。だが、2度洗いをすると、気持ちよく泡立つ。とてもなめらかになり、いつまでもマッサージをしていたくなる。さらにリンスやトリートメントで仕上げをすると、気分向上。
 これは語学の勉強にも言えると思う。1週間90分の勉強だけでは、たくさんの新出単語を覚えきれるものではない。ましてやタイ語の声調をや。いまだに<犬>なのか<馬>なのか言えない生徒が多い。
 したがって、1週間に2回、勉強すると、予習にもなり、復習にもなる。単語を忘れるのも防げる。
 2015年もすでに2ヶ月が過ぎた。春はそこまで来ている。頭をすっきりさせて、単語をたくさん覚えよう!

2030年の高齢者

人口減少化が始まっていることは分かっているが、日々の生活に埋没していると、自分にはそれほど関係ないというスタンスになっている。
 だが、最近、読んだ本に、「2030年に一番多い年齢層は、82~83歳の人達である」と書いてあった。よくよく考えてみると、彼らは戦後生まれの第一次ベビーブームの世代だからだ。
 私は彼らよりも1年先輩。いつもいつも大勢の人から突き上げられてきた。84歳になっても、彼らから離れることはできない。
 これは大変。考え方、生き方を変えて、生き抜く力を鍛えなければ…..。
 それには趣味が必要だ。私の場合は語学。教えることも学びであるが、常に生徒で有り続け、世の中を360度、見回したい。

メグロに会える島

公益財団法人日本野鳥の会が発行している『野鳥』(2015年2・3月号)の中に、小笠原海運(株)が「メグロに会える島」という広告を載せていた。
 メジロなら知っているが、メグロという名前の鳥は知らなかった。国指定特別天然記念物、環境庁指定絶滅危惧種であるとのこと。学名が、Apalopteron familliare hahashima であるから、母島に生息しているのであろう。
 私が面白く思ったのは、メジロに対して、メグロもいるという点だ。白 vs 黒。「黒白をつける」という表現もある。
 世の中には反対語が有ってこそ、均衡が保たれ、そこに中庸が生まれてくるような気がする。上下、左右、東西、南北、強弱、古今、美醜、等々。
 ストレスがたまる一方の現代、言葉の探訪で気をまぎらすのも一考だ。

新しい先生の愛称はミカンちゃん

最近、知人が青果関係の仕事に転職したので、おいしい果物に関心を持つようになった。ミカンはこれまで、ごくごく普通のミカンしか食べて来なかったが、今はいろいろな名前を冠した品種が登場している。したがって、2月はミカンばかり食べていた。
 昨日、アイス先生が後任の新しい先生を連れて来られた。愛称は「ソム」。その意味はミカン。いやはや驚いた。
 目が大きくて、歯がとても美しいタイ女性。生徒達はすぐにうちとけることができた。これで私も一安心。
 3月は人の動きが激しい時期だ。昨晩、アイス先生の送別会が池袋のサンシャイン通りにある台湾料理店で行われたが、駅も通りも店も、すべて人でごった返していた。新しいうねりとパワーを感じる。

「創流120周年いけばな小原流展」

昨日、日本橋の高島屋本店で行われている「創流120周年いけばな小原流展」を観に行った。泰日文化倶楽部で8年に亘り実施している無料開放講座<アジア女性のための生け花教室>をご指導してくださっている華道講師が横須賀支部長として出品されておられたからである。
 鑑賞後、帰りの電車の中から、先生にショート・メッセージを送った。
 「先生の御作品を拝見させて頂きました。大きく伸びる、そして、明るく開く、さらに胡蝶蘭の白が凛と利いており、優しくもあり、雄大でもありました」
 帰宅後、会場でもらったパンフレットに目を通すと、華道講師が生けておられたAコーナーのタイトルは[生命の彩り]。解説には、「色彩の美しさを自由に展開させることで、いのちのダイナミックスさを見せていきます」、と書かれてあった。

ドローン

このところ、ドローン(drone 無人航空機)の話題が盛んだ。今朝のTVでも、ドローンが高い棚に並べられた靴の中から、客の注文に応じて、わずか45秒でそのものずばりの靴を取り出す様子が紹介された。軍事用ではかなり以前から利用されてはいるが、商業的にも利用価値は高いようだ。
 ところで、気になるのは、ドローンの意味である。調べてみると、① 雄バチ ② のらくらもの、居候 ③ 無人航空機 と書いてあった。同音異義語とはいえ、②から③への意味の飛躍がどうしても解せない。
 一方、タイ語のメンダー(แมนดา)に話題を振り向けるならば、これは、① タガメ ② カブトガニ ③ 女性の稼ぎを当てにするヒモ というふうに3つの意味がある。辞書によれば、カブトガニは雌のほうが大きく、そのため、雄が雌の背中に乗って一緒に動くことから、<ヒモ>という意味が派生したと書いてある。なるほど、この説明は納得し得る。
 いずれにせよ、ドローンという単語は、音だけから判断すれば、どこかにドロンと消えてしまいそうな気がしてならない…..。

韓国語の原稿用紙

先日、MHKの「BSワールド・ニュース」で韓国のニュースを見ていると、韓国人がハングルを原稿用紙に横書きしている場面が有った。PCやスマートフォンもいいけれど、それに疑問を懐き始めた若者もいるとのこと。「待てよ、手書きで書く昔のスタイルを再開したい」、というわけだ。
 私が不思議に思ったのは、原稿用紙である。なんと、日本人が使っていた(いる)ものと全く同じだ。それを見ただけで、郷愁を覚えた。そういえば、文房具屋さんに原稿用紙をよく買いに行ったものだなあ……。
 ワープロを使用することになってから、原稿用紙とさよならした。御高齢の有名作家はいまだに特注の原稿用紙に書いてはいるけれど、60歳以下の作家はもう皆、PCを使って原稿を書いている。高級万年筆を何本も使い古す必要もない。 
 しかしながら、時には昔のスタイルに戻るのもいいなあと思う。世の中がゆっくりと観察できるのではなかろうか。

タイの切手

昨日、「切手の博物館」へ行く。特別展示は、<海の珍生物>。海に住んでいるものが、切手の中におさまっているのは、何とも不可思議…..。
 次回展示は、<コーヒーとお茶の時間>。こちらのほうが、私としては興味深い。
 ここでは海外の切手も販売している。タイの切手がすぐに目にとまった。1月に発売された<子どもの日>の記念切手は、アセアン諸国の子ども達が乗物で遊んでいる絵柄であった。
 そのほかに、今年の干支にちなんで、<羊>の絵柄の切手も販売されている。1枚3バーツの切手が100円で売られていた。ウーン、高すぎる! とても買う気にならなかった。それに、もうひとつ買う気がおきなかったのは、羊が何とも変な形の羊であったからだ。タイ人はそれを羊と思うのであろうか?

生徒達のニックネーム

「タイ語入門 土曜日11:00」のクラスはとても和気あいあいとして、いつも笑いが絶えない。
 最近、タイ人講師が生徒4名に対してニックネームをつけられた。「น้ำ ナーム(水)」、「ฝนフォン(雨)」、「ฟ้าファー(空)」、そして、「หมีミー(熊)」。
 自然現象に基づくニックネームの付け方はすばらしい。タイ人にとって、「水」や「雨」は、精神構造の基盤を成すものだから。
 「ミー(熊)」という方の本名には、「田」という漢字が入っている。したがって、「นา ナー(田)」というニックネームでもよかったのではなかろうか。体格がいいから、「ミー(熊)」になったのであれば、それはそれで首肯できる。
 ところで、このクラスに先週から新しい女性が加わった。彼女にもさっそくニックネームがつけられた。「ตุ๊กตาトッカター(人形)」。とても可愛らしくていい。

東京マラソンに参加したソムさん

昨日、東京マラソンが有った。泰日文化倶楽部の生徒であるソムさんが参加された。彼女からは去年9月に東京マラソン参加の切符が手に入ったことを知らされていた。
 そこで、一昨日、LINEで激励をしておいた。
 すると、昨晩、LINEで出発前の写真が送られて来た。「35キロ関門でひっかかり、ゴールできませんでした。でも、ベストを尽くしました」
 ソムさんは18歳の時にタイ語を習い始めた。以来、途中、空白は有るものの、今もタイ語を習っている。プーケットで生まれた娘さんは今年、成人式を迎えた。
 タイ語の勉強はマラソンにたとえられる。そう思う。彼女の仕事は介護。彼女の職場を訪問したことがあるが、想像以上に大変であった。
 しかし、彼女は仕事も、タイ語も、そして、マラソンも、すべてマイペースで楽しんでいるような気がする。