性格と文字

昨日の昼、著名な書家がテレビに出演し、5人のタレント達が書いた彼らの氏名にチェックを入れた。字に自信が無い私から見ると、いずれも上手だと思ったが、プロの指摘は適格であり、なるほどなあと感心した。

そして、書家は総括した。「英語のcharacterには、性格という意味のほかに、文字という意味が有ります。文字には性格が出ますね」

私は経済番組を見るのが好きだが、コメンテーターで出演するアナリストが書くフリップの文字がいずれも幼稚すぎて気持ちが悪い。もう少しバランスの良い漢字が書けないものであろうか? 漢字が上手か下手かは、小さい時から書道を習ったか否かが確実に影響していると思う。

Otorhinolaryngology

私が7回通院した病院の眼科の受付には「Opthalmology 」と英語で併記している。耳鼻咽喉科も同じ受付を利用しているので、「Otorhinolaryngology」と書いてあった。はて、何と発音するのか、病院に行くたびに首をかしげた。

ネットで調べてみると、欧米人でも発音に苦慮しているから、「ENT (=ear,nose and throat)」を使うそうである。また、「Otolaryngology」と書いてあるものもあった。これは、耳鼻科のようだ。

医学用語は難しい。タイ語も然り。必要に応じて覚えていくしかない。

今日の翻訳

『ชีวิดจำลอง』(พล.ต.จำลอง ศรีเมือง/บริษัท เคล็ดไทย จำกัด/พ.ศ.๒๕๓๓)の「น้ำท่วมใหญ่」から出題する。

๑. มะละกอสวนคุณนายปลูกไว้หลายร้อยต้น ถูกน้ำท่วมตายหมด

๒. มะละกอเป็นต้นไม้ใจเสาะ น้ำท่วมไม่กี่วันก็เสียแล้ว ต้องเก็บลูกดิบๆมากวนขาย

๓. กวนไปเสียดายไป มะละกอ “สายน้ำผึ้ง” หวาน มีชื่อเสียงมาก ขายได้ราคาดี

๔. สวนฝั่งธนดินดีเหลือเกิน ผมไม่เคยเห็นใส่ปุ๋ยเลย แต่โตเอาๆ ต้นสูงใหญ่ ลูกเต็มคอ

๕. ต้องใช้บันไดปีนขึ้นไปเก็บ สวนมะละกอล่มเพราะน้ำท่วม ผมไม่ใช่เจ้าของ ยังเสียดายมากขนาดนั้น

๖. แล้วคุณนายจะเสียดายขนาดไหน แต่ท่านไม่ได้ปริปากบ่นให้เราได้ยินเลย

同郷の御縁

昨日、白内障の経過観察が終わり、医師からお墨付きをもらった。最後だったので、かねてから疑問に思っていたことを医師に婉曲に尋ねてみた。「あのー、まことに失礼な質問ですが、先生は西日本のお生まれですか?」 彼は答えた。「香川県です」

やはり私の耳は正しかった。最初にお会いした時、医師から手術の流れの説明を聞きながら、彼の話し方にものすごく親近感を覚えたので、思い切って聞いて、彼が同郷であることがわかり嬉しかった。しかも隣りの市であった。もしかすれば高校も同じかもしれない。

東京にいると、日本各地からやって来ている人に会う。皆さん、標準語に近い話し方をなさるが、よくよく聞くと、生まれ育った場所の発音が出ている。何県出身なのか当てるのも面白い。

タイの坊や

昨日、タイ人講師が甥御さんの動画を見せてくださった。内容は、1歳8ヶ月の坊やが絵本を見ながら、ママから教わった「タイ文字子音表」をすらすらと諳んじているものであった。ママ(医師)が鶏の絵を指さしながら「กอ」と言うと、坊やは「ไก่」とすかさず言うことができた。44文字の子音のうち、難しい子音は少し時間がかかったが、それでもママの助け舟で何とか合格。

坊やが一番好きな子音は「ยอ ยักษ์ 鬼」。街や寺でこん棒を持って立つ鬼を見ると、「ยักษ์ ยักษ์」と指さすそうだ。おそらく発音がしやすいのと、鬼の形が面白いのと、その両方から覚えたのであろう。

私が最も驚いた点は声調が完璧であること。すなわち、坊やの耳には最初から声調がすいすいと入って行き、脳にピタッと定着していることである。我々日本人が大人になってから勉強すると声調に悩むが、1歳8ヶ月のタイの坊やには何の問題も無い。

今日のタイ語作文

1.深夜の道路工事の騒音は快眠をさまたげる。

2.しかし、道路陥没を防ぐためには必要な工事だ。

3.道路は安全でも、倒木で道を塞がれることが多々有る。

4.大雨で河川があふれ、道との境が無くなることも有る。

5.深夜に於ける橋のコンクリート・ブロックの取り換えも時間との闘いだ。

6.経験豊かな現場監督の指揮により、事故の確率は少ない。

缶酎ハイ

昨日の午後の授業で爆笑が起こった。それは、「ตั้งชื่อให้  タンチュウハイ(命名する)」というタイ語を、生徒さんの一人が「缶酎ハイ」と聞き取ったことである。ご本人自身(男性)が大笑いされ、それにつられて皆(女性)がお腹から笑った。こういうことが有ると、グループレッスンは面白い。

それにしてもタイ語は聞き取りにくい。聴力を高めるためには、細かく勉強して、単語+単語のフレーズをたくさん知っておく必要が有る。失敗を繰り返しながら、タイ語を使う場数を増やせば、知らず知らずのうちにタイ語が身についてくるはず…..。それを目指して、今日も新しい表現を覚えよう。

すだちの里のクッキー

一昨日の午後、雲行きが怪しくなって来たので喫茶店に入った。おしゃれな空間を持つ家族経営の店であったが、客は私一人。コーヒーだけでは悪いと思い、メニューをめくると最後のページにクッキーの写真が有った。眼鏡をかけないまま見ていたので、「すだちのxxx」としか読めなかった。柑橘類のすだちを絞った汁を生地に練り込んだクッキーを想像して、楽しみに待った。

だが、想像ははぐらかされた。眼鏡をかけてよく見ると、「すだちの里すぎなみ」という所が作ったクッキーであった。しっかりと焼き上げたクッキーとコーヒーは相性がよかった。すだちはすだちでも、<巣立ち>のほうであったらしい。

何故、そこの喫茶店に入ったかと言うと、雨宿りのほかにもう一つ理由が有った。それは元生徒さんのかつての家に近かったからだ。さっそく彼にラインを送り、周辺の様変わりを伝えると、すぐに返事が来た。「あっ、そこはタバコ屋さんだったところだ!」

今日の語彙

1.屋根          2.屋根瓦

3.庇(ひさし)      4.梁

5.天井          6.壁

7.大黒柱         8.窓

9.根太         10.床

11.建築基準法     12.建築用語

マイペースで勉強

今日から9月。酷暑で体力消耗の日々が続いているはず…..。とはいえ、季節の移ろいは早い。徐々に体力を取り戻し、マイペースで人生を楽しもう。その中にタイ語の勉強が加われば幸いである。

タイ語の語彙数が少しばかり増えたからといって、それは大したことではない。だが、その単語との出合いがどのような場面に於いてなされるかで、タイ語の勉強は深みを増す。

東京にはタイ人がたくさんいるが、彼らと深い話をする機会は無い。とすると、やはり書物からタイ語にアタックして行く手段が良い。週1回、教室に参加し、タイ人講師のタイ語を聴きながら、タイ語の文の構造を習得して行く作業が有効だと思う。