水曜日は緑色

ピカピカ先生のお母様と毎日、ラインで写真を送信し合っているが、2年以上もやっていると、曜日に決められた色(日曜日=赤、月曜日=黄、火曜日=ピンク、水曜日=緑、木曜日=オレンジ、金曜日=青、土曜日=紫)の写真を用意するのが大変である。
 今日は水曜日。水曜日は緑色。そこで、またまた宿題。次なる単語をタイ語で書きなさい。
 1)緑色、2)薄緑、3)さわやかな緑色、4)緑茶、5)緑豆、6)青信号(タイでは緑信号)、7)グリーンカレー、等々。
 一般的に緑はいいイメージだと思われている。だが、タイ語では、「โกรธจนหน้าเขียว」という表現が有る。直訳すれば、「緑の顔になるまで怒る」。意訳すれば、「かんかんになって怒る」という意味である。「ตาเขียว」は、「怒気を含んだ目」、「เสียงเขียว」は、「怒気を含んだ声」になるので、使い方に要注意。
 最後に、気分を変えて、リッチなイメージを! 「มรกต」と「หยก」の意味を辞書で調べてみてください。いずれも素敵な緑色を帯びており、タイの裕福なご婦人ならみんな好きですよ。

頑張ったタイの少年達

今日午前3時キックオフの日本対ベルギーの試合を見るために、昨夜から寝ないでおこうと思っていたが、それでは今日の授業に差し支えるので、身体だけを横たえることにした。だが、眠ってしまうと試合が見られない。そこで30分毎に起き上がってスマホのニュースをチェック。
 午前1時半、とても嬉しいニュースが目に飛び込んできた。「タイ洞窟少年 全員の生存を確認」。信じられなかった。よくぞ頑張った! 
 サッカー少年12名とコーチ1名の計13名の生存を祈願して、洞窟の入り口近くで祈祷している僧侶や家族の映像が海外配信されてから1週間以上が経過している。これぞ仏陀の御加護! そしてみんなの祈りが通じて本当によかった。
 今朝7時のNHKニュースで、少年達が発見された様子を見て、彼らが冷静沈着であったかがよくわかった。英語の受け答えも簡潔でいて的を射ていた。救出に携わったタイ海軍特殊部隊や各国から派遣された専門家の尽力もすばらしい。あとは彼らが両親の腕に抱かれる日を待つことにしよう。

語彙を増やそう!

急激なスピードで真夏がやって来た。頭の中はとろとろ状態。これを解消するには、頭を鍛えるしかない。タイ語を勉強している生徒さん、アイスコーヒーを飲みながら、語彙力を増やしませんか?
 夏に関する単語を列挙してみよう。1)海 2)海岸 3)船 4)ヨット 5)ダイビング 6)魚 7)刺身 8)貝 9)氷 10)氷水 11)かき氷 12)山 13)山登り 14)蝉 15)湖 16)滝 17)プール 18)水着 19)魚釣り 20)台風、等々。
 単語が次から次にあふれ出てくれば、その次は短文の作成に進もう。少しずつ書き足して行くうちに、タイ語の文字にも慣れ親しんでいくはずだ。
 市販されているタイ語のテキストは、易しすぎたり、反対に難解すぎたり…..。一番いいのは、自分スタイルでノートを増やして行くことである。小さな努力で語彙力を養えば、きっと楽しくなる。

アジア・アフリカ語学院の講習

私は1976年から三鷹市に在るアジア・アフリカ語学院でタイ語を教えているが、最近はタイ語の授業が無いため、ご無沙汰をしている。もう教えることは無いのかなあ、もう御縁は切れたかなあと思っていた昨日、偶然にもアジア・アフリカ語学院から電話が有った。9月に講習会を開きたいので、予定に入れておいてほしいという依頼であった。
 1976年といえば、今から42年前になる。春休みと夏休みに、「4週間集中講座」というものが開催された。毎晩、7時から8時半まで熱心な生徒達が集まって来た。1週間に1日ではない。毎晩なのである。今では考えられない。
 スマホが無い時代。その他、もろもろのツールが無い時代。熱心な生徒達がいた。回顧趣味におちいるつもりはないが、何もなかった時代のほうが、教師と生徒の間に熱情がびんびんと伝わり合って、翌日が来るのが待ち遠しかった。
 ツールはツールだ。生きた生身の教師にもっと向かって来てほしい。

梅雨明け

昨日、東京に梅雨明け宣言が出た。6月に出されるのは観測史上初めてと聞いて、その報にびっくり。このぶんだと、夏の日数が多くなりそうだ。早々に暑さ対策を考えないと、体も頭ももちこたえられそうにない。
 5月に60年ぶりで会った親戚の者が、何とまた会いたいと言って来たので、昨日、出かけて行った。出かけた先に、私のお気に入りの甘未屋が有ったので、そこで宇治金時を食べた。その店には百歳を越した看板娘がいるが、昨日はいなかった。
 「おばあちゃん、お元気にしておられますか?」と、私。
 「今月の頭、亡くなったんですよ。104歳でした。あと少しで105歳になるところだったのに」と、お店の人。
 おつりを間違えず出すおばあちゃんだったのに、今年の暑さを察知して、別の世界へ行ってしまわれた。
 冬眠という言葉があるが、「夏眠」という言葉も欲しい。たっぷりと休息・休眠を取り、体も頭も2018年の後半期に備えよう。

タイの水牛

 先週、泰日文化倶楽部の元講師からラインで一枚の写真が送られて来た。そして、次なる文面が添えられていた。
 「เมื่อวานไปถ่ายควายวิ่งแข่งกันสนุกมาก วิ่งเร็วพอๆกับม้าเลยค่ะ」(昨日、水牛が走る競争写真を撮りに行ったけど、とても面白かった。まるで馬と同じくらいの速さで走ったわよ。) このタイ語の文章は、臨場感にあふれ、とても生き生きとしている。それでいて、要点をきちんと伝えているからすばらしい。
 水牛といえば、<愚鈍>の代名詞の如く扱われているが、水牛も走る時は走るんだ。昔のタイは、田んぼ+水牛の光景が至るところに見られた。そして、仕事を終えた水牛が運河の中に体を沈め、耳だけぴょこぴょこ動かしていた風景が有った。しかし、工業化とともにその風景は遠くに追いやられている。
 ところが、どっこい。水牛はいた! 元講師が何県へ行ったのか明記していないのが残念。地方のどこかの水牛競争。地元民と水牛が一体となって、周囲の人を愉しませていた。

出船 & 入り船

今年もほぼ半分が過ぎた。来期(7月~9月)の授業料を支払って下さる方が次から次におられるが、片や、退会届を出される方もおられる。
 退会は喩えて言えば、「出船」。出船は一抹の寂しさを覚える。だが、生徒さんが新しい寄港地を目指すのであれば、大いに祝福したい。世界一周をする中で視野を広げ、また泰日文化倶楽部の港に戻って来てほしい。
 「出船」が有れば、不思議なことに、「入り船」も有る。新しい出会いは実に楽しい。港の近くでバーを経営するマダムの心境だ……。
 編物の製図の中で、目数を減らす記号として、「人」と「入」の2種類が用いられる。「人」は、2目を一緒に編むこと。しかし、「入」は、1目を反対側の編み棒に編まないままかけ、次なる目を編んだ後、かけていた前の目をかぶせて目数を減らすやり方である。
 「人」と「入」を毎日、繰り返しているうちに、「人が入る」という表現が頭に浸透してしまった。やはり、「人」は、適宜、「入る」ほうがいい。タイ語の表現で、「เข้ากัน 気が合う」というのがあるが、その直訳は、「互いに入り合う」から由来している。

ร เรือ の発音訓練

昨日から、新しいタイ女性講師を迎えた。バンコク生まれ、バンコク育ち、そして、チュラロンコーン大学を卒業しておられるから、話し方が美しくて愛らしい。彼女の発音を聞きながら、タイ語は「ร เรือ」の発音が命だと思った。
そこで、先週に引き続き、「ร เรือ =r音」を使った単語を以下に列挙するから、上手に発音するようになってもらいたい。
 1)บริษัท2)บริการ3)ประชุม 4)ประเทศ5)ประชาชน 6)รัฐบาล7)กระทรวง8)ปกครอง 9)เรียกร้อง10)รับรอง11)รับราชการ 12)ครอบครัว13)ครั้งแรก 14)จราจร15)รายเดือน16)เงินรางวัล17)ระมัดระวัง18)มหาราช19)เอกราช20)รัชกาลที่๙
 意味はあえて併記しない。ご自分の語彙力をチェックしてみては。

習った文型を応用しよう

昨日は暑かった。泰日文化倶楽部のテキストに、「ทำอย่างไรถึงจะหายร้อน どうすればいいんだろ、暑さをしのぐには」という文章が出て来る。そこで、この文型を応用し、徹底して使えるようになるために、次なる簡単な文章を宿題としよう。
 1)どうすればいいんだろ、美しくなるには。
 2)どうすればいいんだろ、金持ちになるには。
 3)どうすればいいんだろ、タイ語の単語を早く覚えるには。
 4)どうすればいいんだろ、タイ語の発音が流暢になるには。
 5)どうすればいいんだろ、タイ語が聞き取れるようになるには。
 6)どうすればいいんだろ、避暑地を探すには。
 7)どうすればいいんだろ、仕事を早く片付けるには。

紆余曲折

今朝、NHKのニュースを見ていたら、画面の隅に、「う余曲折」と出た。何故、「紆余曲折」と書かないのであろうか。「紆」の漢字が標準漢字に当てはまらないからであろうが、このような四文字熟語は、漢字のバランスもあるから、一文字だけひらがなにされると、極端に漢字の感覚をそがれる。
 そして、「う余曲折」のすぐあとに、今度は「叱咤激励」という漢字が画面下に出た。「叱咤」は漢字が書いてあったが、「叱咤」の上に、「しった」とルビがふってあった。このほうが親切である。
 いつのまにか一つの漢字が消えて、まだら模様の四文字熟語になっていくのは困ったものだ。
 今週の東京は30度越えだそうだ。それでも、「こっ苦勉励」、いや、「刻苦勉励」で、時を大切に刻みながら、精進しよう。