早稲田通りのベトナム料理店

泰日文化倶楽部が入っている雑居ビルの前を走っているのは早稲田通りだ。ラーメン街道としても有名だが、ラーメンばかり食べていては体に良くない。そこで、昨日はベトナム料理を食べることにした。
 ベトナムのサンドイッチは主食としては物足りない。秋雨で寒かったのでフォーを食べて温まりたかった。初めて入った店だが、入ってみて思い出した。そこはかつては蕎麦屋であったなあ…..。居抜きで借りて、ベトナム提灯を天井からぶら下げている。そして、ベトナムの人形をたくさん並べているので、雰囲気だけはベトナムだ。
 それに驚いたことは、ベトナム人がたくさん食べていたこと。高田馬場にある日本語学校の生徒達に相違ない。対面授業が始まり、みんな高田馬場に戻って来た。
 近くにはタイ料理店もあるがわずかに1軒だけ。この勢いだと、ラーメン街道あらため、フォー街道になるかもしれない。

滑舌をよくしよう!

 テレビの画面を見ないで音声だけを聞いていると、日本語の発声の劣化を感じる。プロのアナウンサーしかり。レポーターには全く期待できない。ましてや一般人をや。発音がはっきりしない人が何と多いことか。外国語の勉強以前に我が日本語の発声訓練をする必要が有る。
 問題は「滑舌の悪さ」だ。マスクをしているから、ますます口の周囲の筋肉を動かさなくなった。巣ごもりで人との会話も減少。これは憂慮すべき現象と言えよう。
 ジムへ行ってトレーニングをするが如く、語学教室に通って、大いに発声をしよう。日本語と外国語とでは口や舌の筋肉の使い方が異なるが、それはそれとして、とにかく横隔膜を震わせて意識的に発声することを心掛けようではないか。さもなければ、コロナが終わってマスクをしなくてもよい時期が来た時、顔の半分が老化しているかもしれない。
 特に女性の皆さんに喚起したい。常に明瞭なる発声をして滑舌をよくし、「発声美人」になろう!
 

タイ語の読解力

2年前からバンコクに駐在している元生徒さんから、昨日、タイ語で書かれたニュースとともに、次なるラインが送信されて来た。
 「タイの学生の就職難は深刻なようで、政府が新卒者対象に給料の50%を国が補填すると言っているみたいですが、合っていますでしょうか? まだちゃんと読めてないんですが…..」
 そこで、私は送られて来たニュースを一読。そして、彼にすかさず返信した。
 「読解力、OKです!」
 「国が補填するなら弊社でも新卒一人採用しようかと悩んでおります。でもちゃんと国が支払うかはわかりませんが….。先般の国民一人3,000バーツも支払われていない人を沢山見てますので」
 これに対して、「期待しないほうがいいですよ」と、私は付け足した。
 彼は泰日文化倶楽部に在学中、とても熱心にタイ文字を読んでおられた。今、タイでのビジネスで非常に役に立っている。

語彙数を増やそう

タイ語作文

1. 昨晩、6年前に退会された男性がまた勉強したくなったということで復学された。

2. 彼の奥様はタイ人であるから、タイ語の環境には恵まれている。

3. 復学の理由を尋ねると、彼は次のように答えた。

4. 夫婦間では難しい単語が不要なので、教室で再度きちんと勉強し直し、語彙数を増やしたくなった。

5. スマホの翻訳アプリばかり使っているので、タイ語の力が身につかない。

6. 私は確信した。勉強方法にはいろいろ有るが、教室に通ってこつこつ勉強することがやはり一番大切である。

チェンラーイ県の雲海

元タイ人講師のK先生は望遠レンズを持って日本の各地を旅行するのが好きであるが、コロナで来日ができない。そこで、彼女は今、タイ各地を巡っている。そして、その都度、写真をラインで送って来てくれるから、私も一緒に旅行している気分になれる。
 ウタイタニー県の樹齢700年の大木も見事であったが、ターク県の青の洞窟もなかなかに神秘的である。そして、昨日はチェンラーイ県の山中で写した雲海を動画で送信してくださった。写っている仲間を見ると、とても寒そうだ。
 雲海が次第に広がりを見せて、だんだん薄まっていくと、青々とした世界が現れた。一日中、眺めていても決して飽きることのない「里山」である。
 K先生はまるで新たなる発見を求めてタイ全土を撮影する毎日を送っておられる。コロナが無ければ外国へ飛んで行っていたはずだが、国内回帰である。

新入生に発破をかける

10月3日に入会した「タイ語入門 土曜日10:30」の生徒達を前にして、私は久々に発破をかけた。
 「タイ語は決して易しい言語ではありません。コツコツと勉強してください。今はタイ人が日本に出稼ぎに来ていますが、いずれはそれが逆転して、日本人がタイへ出稼ぎに行かなければならない時代が来るかもしれません。語学は大切です。身を助けます。今こそ<学ぶ力>が必要なのです」
 全員が神妙な顔をして私の言葉に耳を傾けてくれた。よし、オンライン時代の若者に対面指導で熱烈授業をしよう。
 昨日、今年2月からバンコク駐在となった元生徒さんからラインが来た。
 「今日、初めてタイの病院に行って来ました。先生から教えてもらった通り、単語をたくさん知っている(聞き取れる)と、何となく意味が分かる気がしました」
 個人レッスンを受講していた彼女に対して、私はいつも発破をかけていた。それがバンコクで役に立っている。

対面授業

昨日(10月3日)から新規開講した「タイ語入門」のクラスに5名が入会してくださった。全員、若い!
 大学生だという女性に尋ねた。
 「訊いてもいいかしら? どちらの大学?」
 彼女はすかさず答えた。「先生の後輩です!」
 「あら、嬉しい! 絶対にやめないでね。長く勉強してくださいね」と、先輩風を吹かした。
 授業後、私は言った。
 「去年4月、卒業満50周年ということで、東京女子大学へ行きましたよ」
 その時の写真を見せると、「私、去年4月に入学したんです」と彼女。
 おお、私と彼女における半世紀のすれちがい。
 彼女は嬉しそうに言った。「今年初めての対面授業です。やっぱり対面授業はいいですね」

「タイ語入門」新規開講

泰日文化倶楽部では、今日10月3日から、「タイ語入門 土曜日10:30」を新規に開講いたします。
 本日の参加者は、意志が固まっている申込者と無料体験希望者の双方が入り混じっていますが、「習うか、それとも、やめるべきか」の決断は本人次第です。
 いずれにせよ、今日から「泰丸」というタイ語の船を船出させます。
 ドラを鳴らしての華々しい出航風景はありませんが、はるかタイ国をめざして、錨の纜(ともづな)をはずします!

Go To スタディ

タイ語作文
 
1. 昨日10月1日から東京都民も「Go To トラベル」の仲間入りをした。

2.「Go To イート」も興味深い。

3. だが、諸事情でそれらを利用することができない人も多いはず。

4. では、提案したい。「Go To スタディ」を追加してみてはいかがかな?。

5. 一週間に一度、何かの勉強に行くのに補助を出してほしい。

6. 指導者にも教える機会が増えるし、生徒も頭脳が活性化される。

祝 創立32周年!

1988年(昭和63年)10月からスタートした泰日文化倶楽部は、嬉しいことに満32周年を迎えました。
 今日から33年目に入ります。
 バブル崩壊、バーツ危機、リーマンショック、東日本大震災、タイの津波、等々から大いなる影響をこうむりましたが、なんとか頑張って来ました。そして、2020年のコロナにも賢く耐えております。
 人間は美味しいものを食べるとすぐに満足感が得られます。しかし、勉強はそうもいきません。成果は遠い先です。
 「食」を楽しみつつ、「学」にも励みましょう。「食」+「学」→「楽」で、自分の時間を活性化!