偽/似非/捏造

 昨日、スマホを切った状態で仕事をしている時、「にせ」を漢字で書こうとして、果てと困った。書き間違えてはいけない場面だったので、ひらがなで書いた。
 今朝、ニュースを見ていると、「偽情報」という漢字が画面に現れ、アナウンサーはこれを「にせじょうほう」と読んでいた。ということは、「にせ」=「偽」。
 類似した表現で、「えせ=似非」も有る。そして、贋作の「贋」も偽りである。
 最近、またまた「捏造」という言葉が政治の世界で飛び交っているが、テレビでは「ねつ造」と表記している。「捏造(ねつぞう)」と書いてくれたほうが漢字の勉強にもなるし、深い意味が伝わってくる。
 いずれにせよ、常に漢字を意識しないと、いざという時に書けず、ひらがなで書いて逃げてしまう。ああ、幼稚だ。

今日の作文

1.昨日、バス停のそばの植え込みの低木を足で踏みつけ、枝を全部、折っている老人を見た。

2.私はただ傍観するだけであった。

3.何故ならば、罵倒されるかもしれないし、暴力をふるわれるかもしれないからだ。

4.私はバスに乗るのをやめて、すぐにその場から去り歩くことにした。

5.彼は何故、そのような行為に及んだのであろうか? 

กิจวัตร(日課)

 使用しているテキストに「กิจวัตรประจำวัน(日課)」という表現が出て来た。กิจ(仕事)+ วัตร(勤行 ごんぎょう)+ ประจำวัน(一日に決められた)」からなる組み合わせだが、ประจำวันを省いても、意味は変わらず「日課」である。
 กิจはธุรกิจ(ビジネス)で馴染んでいる単語だが、ここではお金とは関係のない行為としての「つとめ」である。そして、วัตร้は表記からしていかにも仏教的なおもむきを感じさせるパーリ語起源の単語である。「なすべき仕事、義務、品行、遂行」という意味が辞書には出ている。
 いずれにせよ、日課(ルーティーン routine)を決めて、それを着々とこなしていくことができるということは幸せだ。日々、仏前で読経し、勤行(おつとめ)を果たしているに等しい。お金を稼ぐだけが勤めではない。遊行期に達したならば、自分に見合ったกิจวัตรを静かに遂行するのみである。
 
 

ヒメリュウキンカの花言葉

 昨日、茶道教室の床の間に知らない花が生けられた。花の名前がわからない時は、それを写真に撮り、グーグル検索をすると回答してくれる。結果は「ヒメリュウキンカ」。長くて覚えにくい。
 漢字表記を見ると「姫立金花」。漢字だとイメージしやすい。だが路傍に咲いている花だから、何だか妖しい感じも無きにしもあらず。中国や日本では、黄色い花には「金」の漢字があてられることが多い。小さい花でも「黄金」なのである。
 ところで、この花の花言葉が素晴らしい。「会える喜び」、「あなたに会える幸せ」だそうだ。親戚、友人、知人に会うまでに、ゆるんだ顔の筋肉をアップし、明瞭なる発声ができるように、しっかりと鍛えておこうではないか。
 

今日の翻訳

 『เกร็ดโบราณคดีประเพณีไทย』(ส.พลายน้อย著 รวมสาส์น刊 พ.ศ.๒๕๓๔)の「อัครศิลปิน」から出題する。使用されている動詞を単語帳に追加することをお勧めする。

1.ดังได้สดับอย่างนี้ สมัยหนึ่งได้มีผู้ที่สนใจในเรื่องวัฒนธรรมและศิลปินพื้นบ้านคณะหนึ่ง ได้ปรึกษาหารือกับรัฐมนตรีว่าการกระทรวงศึกษาธิการ ถึงวิธีที่จะหาทางช่วยเหลือบรรดาศิลปินพื้นบ้านที่มีชีวิตอยู่ในปัจจุบัน

2.ซึ่งส่วนมากมีความเป็นอยู่อย่างลำบากยากแค้น ให้ได้รับการช่วยเหลือจุนเจือในด้านค่าครองชีพและการรักษาพยาบาล โดยจะจัดตั้งกองทุนสงเคราะห์ขึ้น

3.รัฐมนตรีว่าการกระทรวงศึกษาธิการ เห็นชอบด้วยหลักการ จึงได้แต่งตั้งคณะอนุกรรมการสรรหาขึ้นคณะหนึ่ง เพื่อดำเนินการคัดเลือกศิลปินที่ยังมีชีวิตอยู่ทั้งหมด และในระหว่างที่มีการรวบรวมรายชื่อศิลปินทั่วทั้งประเทศอยู่นั้นเอง

カタテマ

 昨日、組紐のプロである元生徒さんからラインが有った。「上野桜木あたりのカタテマという店の床の間で、指ぬき作家の方と着物リメイク作家の方の作品をお借りして、帯紐等を展示しています」
 さっそく調べてみた。「上野桜木あたりのカタテマ」は確かに店名であった。変わった名前だと思ったが、何度も発音しているうちに、「上野桜木に在る片手間の仕事を展示している店」と思われて来た。
 しかし、片手間とは大違い。プロ達の作品ばかりだから商品は本物である。店名にカタカナを使うことで奇をてらったのかもしれない。
 最近、こういう事例によく接するようになった。雑誌名の「ハルメク」、電子レンジの「ヘルシオ」、等。カタカナ表記をすることで、客の興味を「和」から「洋」に向かわせようとしている。

เวลา(時間)

 誰しもが言う。「時が経つのが早い」、と。最近、使用している教材の中に、「แบ่งเวลา 時間の配分」という表現が出て来た。そこで日頃から使っている「เวลา 時間」について、その他の表現を以下に少しばかり列挙したい。いくらでも合成できるから、ご自分でも書き出してみてください。

1.มีเลา (時間が有る) / 2.ได้เวลาแล้ว(時間になった) / 3.เสียเวลา (時間を無駄にする)
4.หาเวลา(時間をさがす) / 5.หมดเวลา(時間が無くなる)6.บางเวลา(時々)/
7.ตลอดเวลา (ずっと)/ 8. ระยะเวลา(期間)/ 9.ตารางเวลา (時間表)
10.เวลากลางวัน(昼間)/ 11.เวลากลางคืน(夜間)/ 12. เวลามาตรฐาน (標準時)

  戦争はいやだ。ひたすら願う。早くเวลาสันติ(平和時)を!

今日のタイ語作文

1.3月6日は万仏節(マーカブーチャー)である。

2.タイ人の仏教徒は総人口の何%に相当しますか?

3.たまにキリスト教を信仰するタイ人に会うことがあります。

4.東北タイのサコンナコン県出身の人が多いです。

5.サコンナコン県にはベトナム戦争の時に難民としてやって来たベトナム人が多くいます。

6.現在の子孫はタイ国籍を有していますが、仏教徒ではなくて、カトリック教徒です。

March/march

 寒い季節をどうにか耐えて、嬉しいことに3月(March)を迎えた。桃の節句も近い。梅の淡いピンクもいいが、桃の濃いピンクも目を楽しませてくれる。
 3月(March)は健康のためにしっかり歩こう。皆で行進しているつもりになって、marchだ、march!
 ところで、MARCHという略語が有るそうだ。都内の私立大学の頭文字を並べたもので、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、そして、法政大学の5校が該当する。いずれの大学も多かれ少なかれ、親戚や知人が関係しているので、どことなく親しみが持てる。
 3月の東京は、大学を卒業する人達、そして、入学準備のために上京して来る学生達で、入れ替わりが激しい。新しい活気の旋風を若者達に期待する。
  

象頭山

 今年はどうか生徒が増えるようにと願って、正月から象の親子の置物をガラスの書棚から出した。新鮮な空気を吸って、新しいマジックの到来を期待したわけである。象=増。
 数日前、古い箱を開けたら、ランパーン県に在る国立象保護センターへ行った時の写真が出て来た。私の顔はまさしくタイ人顔。象が笑っているではないか! 初めてだったが、象は私にアドベンチャー気分を十分に味わわせてくれた。
 昨日、香川県善通寺市在住の高校時代の友人が庭に咲いた枝垂れ梅の写真をラインで送信してくれた。満開だ。その写真の中には象頭山(ぞうずさん)も写っていた。高校の校舎からいつも眺めていた山だ。
 象頭山は弘法大師が誕生し育たれた場所から近い。金毘羅とは隣接。インドにも象頭山(ぞうとうさん)が有り、仏跡となっているそうだ。弘法大師の幼少期に影響を与えた象頭山。自然の中で生きることは大切なり。