聞き取りが得意な生徒さん

昨晩、「タイ語入門 水曜日20:00」のクラスを代講した。何故ならば、トン講師にタイからの来客が有ったからである。バンコクの外資系に在籍しているトン講師は、休職して、日本語の勉強に来ているが、上司が来日したため、何かと忙しそうである。
 さて、昨晩のクラスの生徒は3名。男性2名+女性1名のクラスである。入門テキストの第7課まで終わったので、未来形も、経験を表す過去形も、そして、願望を表わす助動詞も、すべて習ったことになる。
 そこで、私がいろいろな表現をタイ語で言って、生徒達に意味を言わせると、Mr.Wがどんどん訳した。その反応が非常に速い!
「あら、訳すのがすばらしいですね」と誉めてあげると、「タイ人が言っていることはわかるんです」、とのこと。
 その理由は、彼のビジネスがタイの洋服の買付けなので、バンコクへはよく出かけており、タイ語を耳にする機会が多いからであった。彼の課題は発音だけ。何とか磨いて差し上げたいものだ。

N子さんのバンコク近況報告

今年の9月上旬、バンコクのご主人のもとへ行かれたN子さんから、昨晩、近況報告が有った。
 「先生、今日からタイ語学校でした。泰日でたくさん教わったので、なんとかやっていけそうですが、毎日なので頑張らないと!です。そして、声調も口の開き方も教わっていたからよく分かりました。頑張ります。タイの学校よりも泰日の方が安いだなんて、やっぱり先生、すごいですね」
 それに対して、私はすぐに返信した。「それは良かったですこと!ペラペラになってください!」
 声調と口の開け方をしっかり学ばれて行かれたN子さん。きっと他の生徒よりも上達が早いこと、まちがいなし。

聞き取れると、大変うれしい。

昨晩、「タイ語初級 月曜日18:00」のクラスが終わった後、生徒達3名と居酒屋へ行った。彼らは一杯呑みながら、あれやこれやタイの話をするのが楽しみなグループだ。
 Mさんがこう言った。「この間、タイへ行った時、タイ人の友人から、君はとても上手だ(เก่งมาก)とほめられました。ほめられると嬉しいものだから、いい気分になり、タイ語ができてよかったと思いました。ところが、そのタイの友人は、そばにいたタイ人の仲間に向かって、この日本人、タイ語はあんまりできない(ไม่ค่อยเก่ง)けどね…..と紹介しているのが聞き取れました。自分に対してはほめるけれど、タイ人にはけなしている。いささか嫌な気がしましたが、タイ人が喋っているタイ語が聞き取れたので、なんだか嬉しくなりました」
 Mさんは来月もタイへ行く計画だ。チャレンジとリベンジの精神で頑張ってらっしゃい!

「タイ語入門 土曜日11:00」は可愛いクラスです。

「タイ語入門 土曜日11:00」は、9月13日からスタートしたので、もう4回、授業が有った。泰日文化倶楽部では一番新しいクラスである。若い人達ばかりなので、とても明るくて楽しいクラスだ。
 目下、男性3名、女性2名、計5名で順調に進捗している。先日、見学者が来られたので、もしかすると、6名になるかもしれない。
 タイ人講師の感想を聞いたところ、「入門クラスの皆さん、みんな、可愛いです!」と、おっしゃられた。タイ語上級を長い期間に亘り教えておられる先生なので、「私の名前は…..です」とか、「どこに住んでいますか?」という初心者向けの文型は、とても可愛らしく思われるらしい。習っている皆さんは社会人だから、決して子供ではないのだが、タイ語の発音に関しては、2~3歳の子供にみえるようだ。皆さん、頑張って、少しでも早く幼稚園児のレベルに達してください。

親子で学ぶタイ語

昨日、三鷹市で開催された「アジア・アフリカ語学祭り」に出講した。参加者は6名。19歳から70歳まで、平均年齢50.8歳のクラスであった。
 教室に入ると、大学生の隣りに女性が座っていた。とても仲好さそうに座っていたので、「お母様ですか?」と尋ねると、「そうです」と、彼女は答えた。
 2時間の授業はあっというまに過ぎた。個人情報の規制が働いているのか、参加者の名簿に名前は書かれていなかった。ただし、年齢は書いてあった。しがたって、数字を教えたときに、「今から数字を言いますから、ご自分の年齢だと思われる方は手を挙げてくださいね」と言ってから、19、48、49、55、64、70と読み上げると、なんと、皆さん、反応よく挙手した。こんなに早く数字を覚えてくださるとは! 
 19歳の大学生はとても頭が良かった。隣りのお母様も息子さんに刺激されて、根気強かった。

10年以上続くクラス

泰日文化倶楽部では、原則として3ヶ月毎に受講料を徴収しているが、今年もいよいよその最後の第4期を迎えた。徴収したお札の中に下4桁が8888であるものが見つかり、何となく嬉しくなった。泰日文化倶楽部の創設が1988年であることもその理由の一つではあるが、何よりも8が4つも並ぶと、非常におめでたい。
 目下、31クラスを実施しているが、その中から、10年以上続いているクラスをご紹介したい。
(1)タイ語上級 土曜日12:45 (2)タイ語上級 土曜日16:00 (3)タイ語上級 日曜日13:00 (4)タイ語上級 金曜日19:00
 このように列挙してみると、すべて上級クラスであった。皆さん、とても根気がある方達ばかりだ。
 昨晩、茅ヶ崎から通学しておられる男性が私に語った。「泰日文化倶楽部に入会された時は30歳でした。今、49歳になりました」

アジア・アフリカ語学祭り

明日10月4日(土曜日)の午前中、「アジア・アフリカ語学祭り」が開催される。会場と言語をご紹介しよう。
 (1)アジア・アフリカ語学院(三鷹市新川)=韓国語、スワヒリ語、中国語、ヒンディー語、フィリピノ語、ロシア語。
 (2)三鷹ネットワーク=アラビア語、インドネシア語、タイ語、ベトナム語
 私の担当は、もちろんタイ語。現在までのところ、アラビア語受講者が一番多いそうだ。何故だろう? 
 体験講座ということで、教材費も含めて、わずか¥500也。これはまた滅茶苦茶に安い。2時間¥500で、アジア・アフリカの言語が学べる幸せ! やはり東京ならではなかろうか。名古屋からでも、仙台からでも、参加してほしいなあ。

タイ語が話せる香港人留学生

大学が始まった。秋期講座の初日に、新しい学生が3名座っていた。そのうちの一人は自己紹介で、香港人であるとタイ語で言った。発音がうまい。何故、タイ語が話せるのか尋ねてみると、「寮って、タイ語で何と言いますか?」と反対に訊いてきた。「寮は、ホー・パック หอพัก です」と教えてあげると、「そうそう、そのホーパックで、タイ人5名と一緒に暮らしているからです」と答えた。
 「どのくらい一緒に暮らしているの?」という問いに対して、「4ケ月」と言った。
 授業を始めると、彼は発音表記ではなくて、タイ文字を読んでいた。文字に対するくいつき方も違う。
 タイ人講師が、「広東語は6声ありますから、タイ語も発音しやすいんだわ」とおっしゃった。すると、「いいえ、9声です」と、すかさず反応する彼。
 彼は外国語に対する興味がものすごく強い学生だ。大人の日本人にはとても真似ることができそうもない。でも、見習いたい。

泰日文化倶楽部は27年目に入りました!

泰日文化倶楽部は1988年(昭和63年)10月からスタートいたしました。昨年10月に満25周年を迎えた時、新たなる前進を感じ取りましたが、あれから早くも1年が経過し、今日から第27年目に入りました。
 おかげさまで順調です。タイが好きな方達が集まって来ているわけですから、本当に楽しいです。タイ人講師達も熱心にご指導してくださっております。まことに、まことに有難いことです。
 これからも、タイ・ペース & マイ・ペースで、頑張ってまいります!

御嶽山噴火

27日の土曜日、生け花を習いに来ている生徒さんに「今日、何かニュース、有りましたか?」と尋ねると、「みたけさんが噴火しました」と言った。それを聞いて、「御岳山? 東京の?」と、半信半疑で訊きかえすと、「岐阜県と長野県のほうです」と彼女は答えた。
 さっそく、スマホでニュースをチェックすると、その山は「御嶽山(おんたけさん)」であった。歌にもある<木曽の御嶽山>だ。
 昨日、そろそろ10月だからと思って、教室の壁に架けてあるカレンダーをめくった。すると、10月の写真は、山の写真であった。そして、俳句が添えられていた。
 「信濃路や どこまで続く 秋の山」(正岡子規)
 この句からはとても穏やかな山々が想像できる。だが、自然は怖い。時には牙をむき出して襲ってくる。