タイの占い師

  読書していると、タイとは全く関係ない本なのにタイやタイ人のことがよく出てくる。不思議だ。それだけタイへ行った日本人が多いということだろうか。
  『高峰秀子の捨てられない荷物』(斎藤明美著 文藝春秋社刊 2001年)を読んでいると、次なる文章があった。
  ーーバンコクにいたファンの男性が高峰の写真を占い師に見せたところ、その占い師が言ったという、「この人は好きじゃない仕事を長年やってきた人です。そして本来は情にもろい人だが、その情に溺れまいとして闘ってきた人です」。
  本人と直接に会って占うのはわかるが、写真だけで高峰秀子の心の状態を占ったバンコクの占い師はすばらしい。タイ人が何かにつけて、占い師を訪ねることは昔からあるが、遠く離れた外国人の見立てもできる占い師がいるのであれば占ってもらいたいものだ。しかし、実を言うと、当たりすぎるから、占いや易はあまり好きではない。

タイ語の母音 サラ・ウ(สระ อุ)

  タイ語を教えていて気づくことがたくさんある。そのうちの一つが、日本人はタイ語の母音の発音が下手であるということだ。。日本語が「a i u e o」の5つしかないのに比べて、タイ語はたくさんあるから、難しいのである。
  昨日は、サラ・ウ(สระ อุ)を使った単語を生徒達に言わせた。しかし、なかなか思い浮かばないようであった。すらすらと単語が出ると、単語そのものがよく頭に入っていることになるが、まだまだであることがわかった。
  まずは、① あなた คุณ と ② えび กุ้ง は、すぐに出た。生徒の一人が ③ ドリアン ทุเรียนと ④ 各~ ทุก を挙げた。私が ⑤ 蚊 ยุง と ⑥忙しい ยุ่ง を教えてあげた。さらに、⑦ タバコ บุหรี่ と ⑧ ブリー(町・市)บุรีを言うと、生徒の皆さんから、ブリーがつく県名が次から次に列挙されていった。
  私は、最後に言った。日本 ญี่ปุ่น と クルンテープ กรุงเทพฯ にも、ウ母音 สระอุが含まれていますよ! 

のんびり暮らしたい

 昨日、小学校2年生の国語教科書を使って授業をしていると、タイ人の子供に、「 อย 」の文字を使った限定4語、すなわち、1.อยาก ~したい  2.อยู่ ~ 住む  3.อย่าง ~のように  4.อย่า ~するな 、を教え込むために、それらの単語をわかりやすく組み合わせた詩が出てきた。
 อยากอยู่อย่างสบาย สุขกายสุขใจ อย่าเครียดมาก (のんびり暮らしたい。体も心もすっきりし、ストレスはためないこと)
 なるほど、これはわかりやすい教えだ。
 実は、日本人の多くもこうありたいと思っている。だが、現実はストレスだらけ。そのストレスを解消するために、タイ好き人間は、皆、タイを目指す。
 タイは楽しい国だ。タイ語ができると、もっと楽しい。2013年の夏、猛暑の夏、タイ語に挑戦して、タイへ行こう!

「富」という漢字

 昨日のタイ語中級クラスの授業で、生徒さんの一人から、「先生、富という漢字を書いてみてください」と言われた。そこで、言われたとおりにホワイトボードに書くと、彼の説明が始まった。
 「富という漢字は、家(ウ冠)が有って、一人の人間が、食べていけるだけの米(=田んぼ)が有れば十分である、ということを意味しているんですよ」
 なるほど、漢字のパーツをばらすと、そのように読めてきた。たとえ小さな家であれ、安心して眠ることができ、3食、美味しくごはんがいただければ、それ以上はもう望まなくてもいいわけだ。
 「口を探す」、「働き口」、「口減らし」、等々の表現に見られる如く、「口」という漢字は、働いて食べて行くことを意味する。「田」という漢字には、4つも口が含まれている。なんと豊穣なることか。
 

授業、忘れる!

 7月末から、昼休みの時間帯を利用して、個人レッスンを受け始めた方がおられる。自転車で通って来られる距離にお住まいなので、いわばご近所さんである。彼は言った。「いやあ、こんなに近くて便利なところにタイ語教室があるとは!」
 彼の場合、タイでの仕事が頻繁にあるため、授業内容も即戦力が要求される。顧客はタイの日系企業だから、工場まで行けば、もはや日本と全く同じ雰囲気で仕事がこなせるとのこと。
 問題は、タクシーに乗って、バンコクから150キロ離れた工場まで、ぼられることなく、安全に行きつけるかどうかが、いつも心配の種だそうだ。それを聞いて、彼の心配をやわらげるための授業をしている。
 昨日は、第2回目の授業であった。ところが、何としたことか、私が授業があることをすっかり失念してしまっていた。12時15分頃、彼が電話をかけてきた。「あのー、教室で待っているのですが..」
 私はあわてて教室まで飛んで行った。彼は「マイペンライ」と、優しく言ってくださった。微笑みを絶やさない彼は、とてもタイに適している方だ。
  

和三盆がかかったかき氷

  昨日、仕事が早く終わったので、十条銀座を歩いた。かき氷屋の前に人が並んでいるので、私も並んだ。待つこと10分。宇治金時を注文した。値段が3種類あったので、一番安い¥880のを選んだ。使われている氷は長野県の天然氷。そんじょそこらのかき氷とは違った。
  氷にはさくさく感はなく、代わりに、ふわふわ感があり、口の中に入った時はもう溶けている感触であった。吊り下げられているメニューの中に、和三盆のかき氷が有ったので、追加注文した。¥1,000也。
  店の人に言われた。「氷、好きなんですね」 私は答えた。「和三盆のかき氷が珍しいからです。私、香川県出身なものですから」
  それを聞いた店の人は、「息子が香川県へ行って、和三盆の一番おいしい店を探してきているんですよ」、と付け加えた。その店は1年中、かき氷をやっているそうだ。
  「かき氷の美味しさを味わうのであれば真夏はだめ。もっと涼しくなってから、また来てください。氷がひきしまっていますからね。真夏は氷がすぐ溶けますもの」
  それを聞いて、なるほどなあと思った。たしかに、話しているうちに、氷はあっというまに水になってしまった。

今日から8月!

  今日から8月。新しい月を迎えることはうれしい。7月は夏休みを取った生徒達が多く、タイからのお土産をたくさんいただいた。皆さんで仲良くいただくタイの伝統的な菓子は限りなく美味しい。
  昨日、見学された2名が、今月から補充クラスである中級クラスと上級クラスに入会してくださることになった。この真夏にタイ語に挑戦とは、その心がけが素晴らしいと思う。
  そして、7月だけ休学されていた生徒も、復帰する予定なので、クラスが賑わいそうだ。
  そうそう、昨日から、ものすごく明るい性格の男性が入会された。彼が入ったことにより、おとなしめのクラスの雰囲気がパッと変わった。みんな、やる気が出た感じだ。

高田馬場駅前の F1ビル

  どうしても買いたい本が有ったので、昨日、高田馬場駅前のF1ビルに入っている芳林堂へ行った。芳林堂へ行くと、いつも帰りに地下にあるカンタベリーという喫茶店に寄ることにしている。そこで各紙の新聞を読み、情報収集をするわけである。
  F1ビルは実に面白いビルだ。1階正面にはドン・キホーテが構えている。聞くところによると、高田馬場で一番高いテナント料を支払っているそうだ。1階にはサンジェルマンのパン屋が頑張っている。奥には不動産屋が入っているが、泰日文化倶楽部の部屋の仲介をしてくれた不動産屋だ。2階には、小豆島出身のオーナーが経営している讃岐うどん店が有り、ちょくちょく食べに行く。韓国料理店、キリンのビアホール、そして、老舗のロシア料理店も大いに賑わっている。
  地下にも老舗のイタリア料理店「文流」が有り、イタリア語の講座もやっているようだ。モンゴル・ラーメン店の前はいつも行列ができている。もちろん、中華料理屋も健在なり。一度、インド料理店が開店したことがあるが、半年で店を閉じた。
  旅行に行かなくても、F1ビルを上がったり降りたりするだけで、安上がりではあるけれど、旅行した気分になれるから不思議だ。

○○所 vs ○○署

  学生の試験問題に、「สถานีตำรวจ を訳しなさい」と出題すると、回答に、「警察所」と書いた学生が20%もいた。最初、一人、二人なら、まあ、致し方ないなあ、と思ったが、学生の20%もが「警察所」と書いたものだから、もうびっくり。
  警察署にお世話になるようなことがあってはならないから、漢字が書けなくてもいいかもしれないが、少しは意識してほしいものだ。こうなると、消防署は消防所、税務署は税務所と書くかもしれない。大学を卒業して、立派な社会人になるには、どうか、警察署、税務署くらいは正しく書けるようになってもらいたいものだ。
  インターネットの時代だから、直接、その場所に出かけて行くこともなくなりつつある。税務署も e-tax で済ませられる。保健所へ行く必要が無い場合は、漢字を書くことも無い。いずれ、保健所も、保険所と書くようになるかもしれない。交番を公番と書く人もいる。KOBAN というふうに看板が出ているから、漢字がわからなくなっている始末だ。

第77回 アジア女性のための華道クラス

  7月27日、第77回 アジア女性のための華道クラスが実施された。6年半前から開講されたこのクラスのことは、ブログでたびたび取り上げているが、この第77回はまことにおめでたい回数であった。
  何故ならば、7月であり、27日であり、この実施日にも、ラッキー7が入っているので、全部で、7の数字が4つも重なり、考え方によっては、まことにおめでたいと思う次第である。
  このような数字が並ぶことは、これから先、もう無いと思っているので、ここに書きとどめておこう。
  一昨日のクラスには、ミャンマー女性が3名、参加された。最近は、タイ女性が全く参加しなくなったので、泰日文化倶楽部としては、いささか残念に思っている。
  稽古事は本人の意思を尊重するのが大切であって、強制するものではない。アジア諸国の女性が日本の生け花に親しんでくれることを、いついつまでも願っている。