大納言小豆

 都電荒川線(さくらトラム)の始発駅でもあり終点でもある早稲田駅のすぐ近くに古びた乾物屋がある。初めて入ったその店の中は日本全国からの乾物でいっぱい。徳島県の半田そうめん、多良間島の黒糖、北海道道東産のきざみ昆布、そして、大納言小豆を買った。

 「小豆、有りますか?」と店主に聞いたら、「少々お待ちください。冷蔵庫から出して来ますから。小豆そのものが甘いので虫がつきやすいんですよ」とのこと。店主はビニール袋に漏斗を差し込み、一合の升に小豆を摺り切り入れては漏斗の中に落とし込んでいった。目の前での実演には駆け引きがなく、昔の光景が思い出された。

 大納言小豆の命名についてネットで調べてみると、二つの説が書かれてあった。①江戸時代、上納用として大切な農産物であったことから「大納言」。②煮ても皮が切れないので切腹の刑が無い「大納言」。私の目的はポリフェノール豊富な小豆を食べて、ウィルス対策&老化対策としよう。