超短編小説

日本にはたくさんの文学賞が有る。先日、2020年後期の芥川賞と直木賞の受賞者が発表されたばかり。これらの賞に選ばれると一生、文章で食べていける。というわけで、作家を目指している人達はわんさといる。
 それでは私もと思い、募集中の文学賞を調べてみた。そして、面白い賞が有るのを初めて知った。「日本文学館超短編小説大賞」というものである。
 応募条件がこれまたユニークだ。締切は毎月末。原稿用紙(400字)3枚~5枚。応募資格は不問。
 「あっ、これなら書けそうだ」と思った、しかし、超短編は超短編なりの小説技術が求められる。巷間で見聞きした話を書けば、5枚くらい、すらすらと書けそうだ。とはいうものの、だらだら書いたのでは並み以下。諧謔の色が濃縮されていなければ受賞には至らないであろう。