高円寺の書店

 コロナ禍で閉店するところが加速しているのではないかと思い、ネットで「開店閉店」をチェックしてみた。すると、開店するところも有れば、閉店するところも有り、悲観的な見かたをしなくてもよいようだ。だが、大雑把な感触では、その比率は1対3。やはり多い、閉店数が。
 閉店する店の中に、「都丸書店」が入っていた。これにはびっくり。高円寺駅北口のすぐそばに在るこの書店は大晦日に閉店するそうだ。シャッターに貼られたお知らせの写真を見ると、「この地、高円寺にて、88年間、営業してまいりましたが….」と書いてある。嘘ではなかった。
 かつて高円寺のガード下には、たくさんの古本屋が在り、楽しみな場所であった。そして、いつしかそれらが消滅し、残るは都丸書店だけとなった。専門書の古書が、いろいろなジャンル毎に揃っていた。たくさん書いたかったが、買いすぎると重くて持てないので、数冊ずつ買った。ああ、高円寺に行く楽しみが無くなる….。