テレビドラマ

 私はテレビドラマが好きではない。だから、大河ドラマ、時代劇、評判のシリーズもの、外国のドラマ、そして、時計代わりの朝ドラも見ないことにしている。
 理由はいろいろ。見る時間がもったいないことも一つだが、好きな俳優がいないことも関係している。とにかく現代物はワンパタン化しており、時代劇も勧善懲悪が明々白々である。
 脚本家の大御所であるあの橋田寿賀子さんが、コロナ禍における巣ごもりの日々、「相棒」の再放送を見ているという記事を読んだので、それでは私も見てみようと数本見たが、事件は次から次へとこれでもかこれでもかと変わるものの、キャストの動かし方はワンパタン化している。だが、視聴者にとってはそれこそが安心の素なのであろう。
 来月から数ヶ月、私が住んでいるマンションにテレビのロケ隊がやって来る。好きな俳優ではないが、ひょっとしたらそのドラマを見るかもしれない。放送は正月明けからだそうだ。