吾亦紅の花言葉

8月8日の「アジア女性のための華道クラス」に於いて、秋の花材である万作、竜胆(リンドウ)、そして、吾亦紅を瓶に生けた。家に持って帰るため、教室を出て高田馬場駅へ向かっている時、花束の先からのぞいている吾亦紅を目にした男性が、すれ違いざま、「あっ、吾亦紅だよ」と奥さんに話しかける声が聞こえた。
「なんて風流な旦那様だこと!」と私はすかさず心の中で賞賛した。
 ところで、吾亦紅の命名の由来だが、調べてみると諸説有ることがわかった。しかし、「私も紅いのよ」と主張する説を採用したい。赤茶色をしており、大豆のような大きさだが、花弁が無い。他の花々を引き立てるべく、そっと存在するような役割の花だ。しかし、「私も花よ。紅い花なのよ」と存在感を訴えているところがいい。
 吾亦紅の花言葉は、①移り行く日々、②愛慕、③もの思い、④明日への期待、⑤あこがれ、⑥移ろい、⑦変化、等々だそうである。
 もうすぐ9月だ。心身ともに秋に備えよう!