口の老化

 昨夜、NHKの健康番組で「口の老化」が取り上げられた。高齢者になると歯の不具合で滑舌が悪くなるのはわかるが、舌の筋肉が衰えて、食事や発声に大きな影響を与えることを知った。
 しかしながら、番組に登場した高齢者に舌の動きを訓練させると、約2週間後から効果が見られ、とても参考になった。訓練の一つとして、「パパパパパ」、「タタタタタ」、「カカカカカ」を7秒以内に連続して何回言えるかをさせてみる。「パ pa」は唇、「タ ta」は口の前方、そして、「カ ka」は口の後方による調音だが、肝心なのは舌の筋肉が大いに関与しているということだ。
 歯科医の先生は、「パンダのたから」を何度も繰り返して言うと訓練になると助言しておられた。そして、「あー、いー、うー、ベー」と言わせ、最後の「べー」の時に、べろ(舌)を口から出して、下のほうに向かって数秒、垂らす訓練も勧めておられた。これは、言語に大切な「母音」の発音になってとてもいい。
 マスクをしたまま、ほとんど喋らなかったこの2ヶ月。あと1週間余で教室を再開します。生徒の皆さん、唇周辺の筋肉、及び、舌の筋肉を大いに鍛えておいてください。