秋入学

 休校が次から次へと延長されているので、数日前から「日本も9月入学にしようではないか」という意見が大きく取り上げられている。「今こそ変革の時!」という声に賛同する人が多いわけだ。だが、反対者も必ずいる。「制度は制度。調整しなければならないことが多く、今年は無理」
 次なる文章は、北尾吉孝氏(実業家)が『仕事の迷いにはすべて「論語」が答えてくれる』(朝日新書 2012年)の中から引用したものである。
 「東京大学が秋入学の方針を打ち出した背景には、外国人留学生の受け入れを促進するという狙いがある。しかしハーバード大学やケンブリッジ大学といった欧米の一流大学と比べても遜色のない教育や研究が東大で行われない限り、優秀な学生はわざわざ東大に留学しようとは思わないだろう。変えなくてはいけないのは秋入学という制度ではなく、教育や研究の質である。この質には、世界共通語ともいえる英語での授業の提供も含まれる」
 余談だが、私は世界の有名な大学の門前までは数校、行ったことがある。環境がすばらしかった。歩いている学生達の顔も引き締まっていた。