ピアノ五重奏

昨日、友人の娘さんが「ピアノ五重奏との出会い」というコンサート(於:トッパンホール)でバイオリンを演奏することになっていたので、楽しみに聞きに行った。
 ピアノ、バイオリン(2人)、ビオラの奏者はいずれもロンドンで活躍している日本人、そして、チェロはイギリス人という構成であったが、ドヴォルザークとブラームスのピアノ五重奏曲を見事なハーモニーで精力的に弾きこなし、想像した以上に魅了された。
 5人の奏者が調子を合わせることは相当に難しい。彼ら音楽家の日々なる研鑽と厳しい姿勢に圧倒された。
 それに比べてタイ語は個人的な学習だから、他者に合わせる必要は全くない。したがって、とかく自分を甘やかせてはいないだろうか。
 真似をしながら学ぶ。そして、学びの意欲を自分で常に察知し、さらなる上達を目指そう。そうあってほしい。

พิถีพิถัน というタイ語

指輪先生が2ヶ月ぶりにタイから帰京された。8日の水曜日から再び教えに来てくださっている。彼女は福祉セミナーに参加するためフィリピンへ行かれた時の話を聞かせてくださったが、話がフィリピン料理に及ぶと、語彙を強め、顔をしかめながら、ご自分の感想を開陳した。
 その際、何度も繰り返して使った単語が「ไม่พิถีพิถัน」というタイ語であった。彼女が言いたい雰囲気から察するに、「フィリピン料理はしっちゃかめっちゃかだ」という風に取れた。
 実際に写真も見せてくださり、剥いたバナナをそのまま料理に使い、見てくれが非常に粗野だと言わんばかりであった。その裏には、タイ料理は何といろいろと工夫をこらしていて素晴らしく美味しいと言いたいことがわかった。
 いずれにせよ、辞書で調べると、「พิถีพิถัน」というタイ語は、非常に几帳面、とか、厳格すぎる、とかいう意味であったので、打消しの「ไม่ ~ではない」をつけると、「全くいい加減」という意味にとれる。
 新しい単語を、タイ人講師から感情豊かに聞かされると、ものすごくよく頭に入った。

今日の宿題

 今年になって、現役生徒と元生徒の二人が転職をした。彼女達の感想が届いたので、それをタイ作文してください。

A子さん=今日、新しい会社でタイ語のレッスンがありました。私は心底、吉川先生に教えて頂いたことに感謝しております。 もし吉川先生でなかったら辞めてしまっていたと思います。

B子さん=新しい職場は前のところより待遇も雰囲気も人もずっと良いです! 早く仕事を覚えるよう頑張っています。

外国硬貨いろいろ

私はこの2年間、海外へ行っていない。過去40年間で海外から持って帰って来た各国の硬貨がずいぶんと溜まっている。先月、時間を見つけてユーロ硬貨をまとめ、ビニール袋に詰めた。そして、ドイツから来た知人に次のように言いながら託した。
 「私はヨーロッパへ行くことはもうありません。失礼を承知でお願いいたしますが、このコインをどこかで寄付してくださいませんか」
 空港のどこかに不要なお金を寄付する籠があるが、いつも入れそびれて持って帰って来てしまう。小銭はたくさん集まれば重い。そこでユーロ紙幣ももちろん追加して渡した。彼のお土産代になればと思って…..。
 ところで、今年に入って、縁起担ぎのためにすでに2回も鮨を食べた。初競りで大間の鮪を一番高く競り落とすあの店でだ。現金で支払うとお釣りの10円硬貨が令和元年の鋳造であり、ピカピカ! 外国硬貨よりも、日本の硬貨のほうが身近でよい。

泰日文化倶楽部 始動

泰日文化倶楽部は今日(1月7日)から始動いたします。真摯にご指導いたしますので、生徒さん達も張り切ってください。
 昨夜、生徒の一人から朗報が有った。TOEICの点数が高得点を取れたそうである。彼女は中国人だ。日本語は完璧。彼女はこう言う。
 「タイ語も簿記も英語も勉強して、頭いっぱいだけど、やっぱり勉強は全部つながっていますね。空いている時間は勉強に使うことで効果がありました。嬉しいです」
 彼女は会社員である。おそらく寸暇を惜しんで勉強しているはず。見習いたいものだ。

今年初の宿題

オリンピック年を迎え、世の中は「金」、「金」とかまびすしい。金でも銀でもどちらでもいい。いや、参加するだけでいいのである。
 と言いながら、悪乗りして、「金」を話題にする。次なる単語や場所を、タイ人によくわかるようにタイ文で手短に説明してみよう。

 (1)金婚式
 (2)金閣寺
 (3)金沢
 (4)金比羅
 (5)金丸座
 (6)金山(佐渡)
 (7)金谷ホテル(日光)
 (8)金春流(能)
 (9)金木駅(津軽鉄道)

孜々として学ぼう

明日からいよいよ仕事始めであるが、私の場合は昨日から仕事が始まった。頭の回転は上々。
 泰日文化倶楽部は7日(火曜日)からスタートであるが、個人レッスンが今日の朝から始まる。寒中稽古のつもりで厳しく教えよう。
 「孜々として」という表現があるが、これに「学ぶ」を足すと、「真面目に学ぶ」ということになる。孜々という漢字には、<子>が入っている。そして、学という漢字にも、<子>が入っている。
 さらに付け加えると、「教える」という漢字にも、やはり<子>が入っている。大人のぼやきはやめて、子どもに戻り、学んだり教えたりしよう。
 しかし、それだけでは頭が疲れる。遊びも必要だ。遊ぶという漢字にも<子>が入っている。これまた子どもの如く、楽しい時間を過ごしたいものだ。

孜々として学ぼう

明日からいよいよ仕事始めであるが、私の場合は昨日から仕事が始まった。頭の回転は上々。
 泰日文化倶楽部は7日(火曜日)からスタートであるが、個人レッスンが今日の朝から始まる。寒中稽古のつもりで厳しく教えよう。
 「孜々として」という表現があるが、これに「学ぶ」を足すと、「真面目に学ぶ」ということになる。孜々という漢字には、<子>が入っている。そして、学という漢字にも、<子>が入っている。
 さらに付け加えると、「教える」という漢字にも、やはり<子>が入っている。大人のぼやきはやめて、子どもに戻戻り、学んだり教えたりしよう。
 しかし、それだけでは頭が疲れる。遊びも必要だ。遊ぶという漢字にも<子>が入っている。これまた子どもの如く、楽しい時間を過ごしたいものだ。

タイ語初め

2000年から3年間余、タイ語を教えに来てくださったメン(เม้ง)先生はバンコクで歯科医をしておられる。カウントダウンが終わり新年を迎えると同時に、彼は毎年必ずメールでご挨拶をくださる。そこで、彼の書いた文章を、今年の「タイ語初め」とするから、声に出して読んでみてください。

เรียนอาจารย์โยชิกาว่าที่เคารพ
  สวัสดีปีใหม่ครับ ขออาราธนาคุณพระศรีรัตนตรัย
และสิ่งศักดิ์สิทธิ์อำนวยพรให้อาจารย์มีสุขภาพแข็งแรง
คิดหวังสิ่งใดสมความปรารถนาครับ
  ที่โรงเรียนเป็นอย่างไรบ้างครับ ถ้าผมไปเที่ยวญี่ปุ่น
จะแวะไปสวัสดีอาจารย์ครับ

年賀状いろいろ

年賀状を出すのを自主卒業してから3年。しかし、今年も大勢の方達から年賀状が届いた。元生徒達の新たなる近況に接し、感慨深いものがあった。
 Aさんの場合=「2019年8月からヴィッセル神戸で働いております。元旦は天皇杯決勝!! 25年前、震災の日に生まれた神戸にとって初のタイトルです。応援よろしくお願いします。4人の子供たちも今年から全員社会人、家族全員健やかに迎えられましたこと感謝致しますとともに、皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。」
 私は新国立競技場での試合をテレビで見た。そして、ヴィッセル神戸が天皇杯を勝ち取った。素晴らしい。
 Bさんの場合=築50年経過した家をマンションに建て替えました。70歳です。妻がバンコクでピアノを教えているので行ったり来たりしています。
 Bさんの奥様も元生徒さんだ。ピアノを習うタイ人のお子さん達がどんどん増えて、東京にはなかなか戻って来られないとのこと。なかなかにいいお話である。