Sur la Colline (丘の上で)

 昨日は冬至であった。茶道仲間とカボチャ(南瓜)を食べた。今日から昼間の時間が少しずつ長くなることが嬉しい。
 夜7時半からマンション住民達と忘年会をした。まず最初、フランスのシャンペンで乾杯し、そのあと、幹事が彼の叔父様が造っているという韮崎のワインを開けた。
 「叔父は山梨のブドウでは満足せず、わざわざフランスから仕入れたブドウをワインにしております。しかし、それだけでは美味しいワインはできません。やはり、醸造所の壁についた古くからの菌が必要だと思います」と、幹事。
 ワインの名前は<Sur la Colline>。その意味は「丘の上で」。集まった住民は一人の女性を除き、皆さん70歳以上。
 アルゼンチンやイタリアのワインも持ち込まれ、それはそれで美味なる味であったが、私は日本人が頑張って造っている韮崎のワインに惹かれた。何故ならば、我々はもう高い山に登る年齢ではない。「丘の上で」を呑みながら、来し方、そして、今後の行く末をとりとめもなくおしゃべりするのが丁度よい。