二束三文

正月に備えて、新しく足袋を買った。テレビドラマで有名になった埼玉県行田市の会社の足袋であった。袋の中に、「たびのサイズの由来」が書かれてあり、「一文銭は古来、日本では度量衡(長さや重さのものさし)のもととして使われておりました」という説明と共に、和同開ほう(王偏+称の右側)の古銭の絵がついており、直径24m/m 重さ3.75gとあった。例)足のサイズが22.5cmは九文半、24.0cmは十文。
 現代社会において、「二束三文」という言葉はまだまだ通用する。昔、高額で買ったものでも、一回使えば、もう商品価値は落ちる。もしも売却しようものなら涙をのんで二束三文で売り飛ばすしかない。
 そういう場合があまりにも多いから、要するに高額な買物は控えるにこしたことはない。