気さくな表情のローマ法王

昨日の午前10時過ぎ、私は手紙を投函しようと思って目白通りにあるポストへ行った。天気がいいので、椿山荘まで散歩することに決め歩き出したところ、警察車輛がたくさん、目に止まった。天皇陛下の警備の数倍に、一体何が起きるのかと思ったが、「あっ、ローマ法王にちがいない」と推察。そこですぐに東京カテドラル教会へと向かった。
 教会のそばの沿道はすで熱烈なるカトリック教徒でいっぱいであった。フィリピン人達は国旗を持っていた。ベトナム青年も首を伸ばして待っていた。私のそばの女性は、「38年前もパパ様のお写真を撮ったのよ」と言って、見せてくださった。
 法王が到着なさる30分前に、青空なのににわか雨が降った。聖水かとつい思ってしまった。
 小さな車に乗られた法王。お顔をはっきりと見ることができた。威厳というよりも、とても気さくな感じが伝わってきた。気さくなほうが13億人の教徒の心をとらえると思う。
 法王がお帰りになられる時にも、またお顔を見ることができた。一日に2回もチャンスが有り、教徒ではなくても、とても幸せな気持ちになった。