小さな本

 同い年のはとこ(母方の曾祖父母が同じ)から、本が送られて来た。
 「年寄りになった記念に本を作りました。よかったら読んでください」
 私は一気に読み、そして、すぐに感想を彼女に伝えた。
 「素晴らしい御本のプレゼント、とても嬉しく思います。拝読させていただきました。独創性、及び、書くという情熱に、刺激をいただきました」
 本はとても小さな本である。大人のファンタジーが2話、所収されている。表紙や口絵は息子さんが担当。美術大学を出て、出版に携わっているプロなので、母親が書いたファンタジーに生命を吹き込んでいる。母と息子のコラボレーション!
 はとこは昔から物語を書いていたそうだ。出版社にも原稿を持ち込んだこともあるとか…..。だが残念ながら採用されずじまい。去年、会った時、原稿を読んでほしいと手渡されたことがあるが、今回、本になったものとは内容が異なっていた。今回のものは印象に残るストーリーであった。