日系ペルー女性と生け花

昨日、横須賀へ行った。いけばな小原流横須賀支部の「花の輪・人の輪=みんなの花展」に招待されていたからだ。6月の花である菖蒲や紫陽花がそれぞれの器に涼やかに生けられていた。
 数々の作品を見ているうちに、なつかしい女性のお名前を発見。その女性は日系ペルー女性。東大の博士課程で遺跡保存の研究をしておられた時は、泰日文化倶楽部が主催している「アジア女性のための生け花教室」でお稽古していた。
 卒業後、ペルーへ帰国されたが、御縁が有って日本人と結婚。今は横浜に在住。華道講師のお話だと、横須賀支部でのお稽古に赤ちゃんを連れてずっと参加しておられるとのこと。師範の免許もお取りになっておられるので、教えたい気持ちでいっぱいだそうだ。
 しかしながら、華道講師は次のようにおっしゃられた。「日系といえども、やはり外国育ち。したがって、基本よりも自由が先に立ちます」
 私は日系女性を援護した。「日本人には無いその自由さが、またいいんですよね」