欽ちゃんの自主退学

 萩本欽一氏(78歳)が2015年に駒澤大学に入学した時もびっくりしたが、今年5月に自主退学したことが『週刊文春』に掲載している「欽ちゃんのボケないキャンパス珍道中」で報じられていることを知り、おやおやと思った。だが、自主退学の理由がわかって、おおいに納得。
「笑いの世界に戻ろうとしても、すぐには自分の頭が切り替わらなくなっていると痛感してね。大学生活を送ってきた自分がいかに真面目な人になっていたか。自分が全力で笑いに取り組める時間はそう長くはないから、焦りを感じたんだ。次は笑いの世界で100点を取ろうとするぼくの姿を、みんなに見てもらいたい」
 この理由には深い意味が感じとれる。大学で理論的に勉強すればするほど、笑いの世界から遠ざかっていくのかもしれない。欽ちゃんは「笑いと仏教」というテーマで卒論を書きたかったそうだが、何も文章にまとめる必要はない。むしろ、「笑うお釈迦さま」になって、混沌とした世界に彼なりのアクションを残すほうがいい。