40年続く読書会

 先日、久しぶりに会った元寮友は大阪に住んでいるが、何かイベントが有ると頑張って参加する積極派だ。彼女が先輩の寮友が主宰している読書会にもう40年も出席しているということを聞いて、私はすばらしいと思った。
「今はロマン・ロランを読んでいるの」という彼女は女子大生そのもの。主宰者も私は存じ上げているが、哲学を専攻された方だから、思索する内容が深い。そして、意思がものすごく強い女性だ。
 昔、出版された世界文学全集は字がとても小さい。そして、言葉も古めかしい。翻訳臭さも大いに感じられる、だが、数十年ぶりに読めば、作品が書かれた時代に生きた登場人物達の苦悩や喜びが、異なる角度から読み取れる。
 現代に生きる我々が70歳を過ぎた今、それぞれに意見や感想を言い合う読書会の存在価値は大きい。