昔やったことが役に立つ

 70歳を過ぎてから、健康や老人ホームに関する番組に関心を持つようになった。だが、今年の6月、仕事で老人ホームを見学した時、自分に適した老人ホームを探すのはとても難しいと思った。よって、健康に気をつけて、今の生活を維持することが大切であると自分に言い聞かせている。
 昨晩、NHKのEテレで、身体障害者だけが集まっている老人ホームを紹介する番組が再放送された。利用者の中には、かつて一般の老人ホームに入っていたが、職員さんとの意思疎通が難しく、手話ができる職員が常駐しているこの老人ホームに移って来て、やっとおだやかな生活を見出したとのこと。だが、何もすることがないと認知症になっていく。
 或る女性は幼い時、三つ編みをつくるのが大好きであったことを職員が知り、それからというもの毛糸を与えると、その女性はせっせと三つ編みをつくっていった。それに職員が少し手を加え、縄のれんにした。旅館で配膳をしていたことがある女性にはお膳にスプーンを置かせる手伝いをさせた。皆さん、昔やっていたことは身体が覚えている。
 この身体障害者専用の老人ホームは札幌に在る。今度の地震で皆さん、さぞかし震え上がったことであろう。