紆余曲折

 今朝、NHKのニュースを見ていたら、画面の隅に、「う余曲折」と出た。何故、「紆余曲折」と書かないのであろうか。「紆」の漢字が標準漢字に当てはまらないからであろうが、このような四文字熟語は、漢字のバランスもあるから、一文字だけひらがなにされると、極端に漢字の感覚をそがれる。
 そして、「う余曲折」のすぐあとに、今度は「叱咤激励」という漢字が画面下に出た。「叱咤」は漢字が書いてあったが、「叱咤」の上に、「しった」とルビがふってあった。このほうが親切である。
 いつのまにか一つの漢字が消えて、まだら模様の四文字熟語になっていくのは困ったものだ。
 今週の東京は30度越えだそうだ。それでも、「こっ苦勉励」、いや、「刻苦勉励」で、時を大切に刻みながら、精進しよう。