唐傘・番傘・蛇の目傘

 梅雨と言えば雨傘が手放せない。昨日の茶室には、香合として、ミニチュアの番傘が飾られていた。
 番傘といえば我が家(旅館業)には何本も用意してあった。遊びに出かける客達に臨時に貸し出すためである。ネットでその由来を調べてみると、傘に番号がつけられていたので、番傘と名付けられたそうだ。
 そのほかに、唐傘というのがあるが、これは539年に中国から到来した傘で、傘の開閉がからくりみたいに見えたから、最初は「からくり傘」と称され、やがて、「唐傘」となったというのもわかった。
 では、蛇の目傘とは? 番傘、唐傘と同じ作り方だが、同心円の中央部あたりに、昔は「家紋」(例:蛇の目)を入れていたそうだ。番傘、唐傘、そして、蛇の目傘を総じて和傘と呼び、洋傘(パラソル)とは区別される。
 最後に、頭の体操をしよう。「傘」を使った表現を思いつくだけ書き出してみよう。たとえば、「アメリカの傘の下」。うーん、嬉しくない表現だ。