美濃和紙

 今日で5月も終わり。着物の世界では、袷(あわせ)から単衣(ひとえ)に衣替えだ。そこで袷の着物をたたみ、買って来ておいた「呉服たとう紙」にしまう。そのたとう紙は美濃和紙で作られており、説明書きには次のように記されていた。
 「千三百年余年前、天平時代の文化が発展したころ、中国より美濃の国に伝来し、山々に群生していた楮(こうぞ)の木を利用して、鵜飼で名高い長良川の清流で漉かれた世界一美しいと言われる美濃和紙が完成しました。美濃和紙の特徴である<流し漉き>の方法で、紙質は柔らかく、絹の様な肌ざわりから、この和紙を絹漉と呼んでいます」
 たとう紙を触ってみると手触りが実にいい。伝統が醸し出す優しさに接した感を覚えた。なかでも「本美濃和紙」というものは、世界文化遺産に選ばれているそうだが、納得。
 ひるがえって、話をタイ語に向けてみよう。我々のタイ語学習においても、タイ航空のモットーである”Smooth as silk”(シルクの如くなめらかに)を真似て、シルクのような滑らかさを目指したいものである。