直心是道場

 昨日、茶道教室に参加した。床の間にかかっていた御軸は、「直心是道場」。その意味をネットで調べてみると、臨済宗黄檗禅の公式サイトには以下の説明が有った。
 「直心(じきしん)」とは、真っすぐな心、素直な心、あるいは直接という意味で、真実にぴったりと合った心など、いろいろな意味が含まれている。しかし、そういう直心を身につけることは、決して容易ではない。直心を保つことは、自分を鍛える道場にほかならない」
 この禅語は、剣道や茶道ではよく浸透しており、「誠実な心こそが修行を完成させる場である」という意味合いに解釈されているとのこと。
 入梅近し。我々は心身ともに疲れている。体の調節も心の清浄化も、全く思うようにはならない。だが、「直心是道場」の禅語を肝に銘じて、自分と仲良く対峙しようではないか。