機織り女

 ミニ同窓会の幹事が用意してくれた新潟に関する数ページに及ぶプリントに、帰京後、目をとおしている。すると、読めば読むほど、いずれのページも非常に興味深い。我が親友の研究者魂に脱帽。
 <機織り女>というページから一部、抜粋すると、こうである。
 「縮を形にする作業は、たくさんの労力がかかり、労力を賃金に計算して仕事するのではない。冬中、雪の中にこもっている女性たちが空しく過ごさなくてもすむ仕事なのである。
  縮を織る地域の嫁選びは、器量のよさより織りの技術が第一条件となる。親たちは、娘に幼い時から縮の技術を仕込み、十二、三歳から太い糸で織りを体得させる。
 縮は、十五、六から二十四、五歳までの若い時の気力で織ると上等の品ができる。老いてから織ると光沢がなく品質が落ちる」
 これらの記述には多くの示唆を含んでいる。若さは財産なり!