「五十嵐」という地名

 大学時代の寮の仲間4名によるミニ同窓会が新潟県で行われた。幹事が新潟市内に在住なので新潟駅に集まることになっていたが、最初の見物地は「新潟大学五十嵐キャンパス」。理由は、仲間の一人の旧姓が「五十嵐」。御先祖様が新潟県出身なので、五十嵐地区と関係があるかもしれないというルーツ探しの旅であった。
 幹事は歴史研究者なので、貴重な資料を用意してくれていた。ご苦労なことだと思っていたら、彼女が住んでいる自治区では周辺の地の成り立ちをしっかりと研究し、資料作りをしてきたとのこと。非常にレベルが高い自治区であることか!
 五十嵐という地名の由来は3つあるそうだ。①五十嵐神社が有り、そこに「五十日足彦命(イカタラシヒコノミコト)が祀られている。②語源は、アイヌ語の「インカルシ」で、眺望する所の意味。それが、イカラシに転訛した(金田一京助説)。③古語の「イカラシ」は「厳(いからし)」であり、「五十」は、「イソ(磯)」で、風の多い荒磯の意。
 いずれの考え方もごもっともだと思えるふしがある。地名の由来を知るのはなかなかに面白い。