外国人観光客の医療費未払い

今朝のNHKニュースで、外国人観光客の医療費未払いのことが取り上げられた。某病院はその金額たるや500万円に達しており非常に困っているとのこと。
 今年1月、泰日文化倶楽部の元講師が蔵王にスキーにやって来た。だが、借りたスキー靴がきつすぎて足をかまれてしまい、ひどい状態で我が家にたどりついた。翌朝には北海道へ行くことになっていたが、なんとか処置しないと化膿してしまうと思い、深夜、病院へ連れて行った。深夜なので病院の会計はしまっている。預託金を置いて帰宅したが、翌日、電話で治療費を尋ねると、はるかに足りない。
 北海道から再び東京に戻って来るのがこれまた零時過ぎ。翌日は土曜日。病院は半日だけ。彼女はその日の夕方には帰国のため空港へ行かねばならない。病院への支払いは本人が行かないと駄目だと言われていたので、私は彼女を促して、翌朝、病院へ精算に行った。精算しないと、病院がタイ人に対する印象を悪くするはず。私は気が気ではなかった。
 外国人観光客の医療費未払いには諸事情があるであろうが、旅行の計画をぎりぎりまで詰めていると、深夜の急患の場合、支払いをする時間が非常に制限される。旅程を組む場合、余裕を入れる必要あり。