さんぴん茶

 知人から沖縄土産として「さんぴん茶」を頂いた。袋の裏に次なる説明文が有った。
 「沖縄で言われているさんぴん茶とは? 昔、台湾からジャスミン茶を輸入した際のよび名が香片(シャンぺェン)と呼ばれ、シャンぺェンがなまって、沖縄では“さんぴん”と呼ばれるようになりました。さんぴん茶の原産国は、主に中国や台湾になります」
 ネットで調べると、香片(シャンピエン)と書いているものもあった。いずれにせよ、シャン(香)がサンに、ペェン(又はピエン)がピンに聞こえた結果、「サンピン」になったというわけだ。
 外国語を日本語に導入する際、日本語の母音や子音に組み込んでしまうために、このような現象が起きがちだ。外国人にはわかりにくいであろう。
 時間があれば、そして、単語の由来に関心が有るならば、和製化した外国語を列挙してみてはいかが?