習い事

昨日、泰日文化倶楽部で華道教室が実施された。私は仕事が急に舞い込んで来たため、参加がかなわなかった。「お手本となる生け方を花瓶に生けておいてください」と華道講師に電話で依頼し、午後5時過ぎに教室へ行き、お花を拝見。そして、それらを包んで家に持って帰った。
 目白駅のエレベーターの中で一人の女性と一緒になった。彼女は私が持っている花を見て、花の名前を尋ねた。「赤目柳です」と私は答えた。すると、彼女は言った。「私も昔は生け花を習っていたのですがね….」 
 その後、バスを降りて信号のところで立っていると、また一人の女性が私に話しかけてきた。「何のお花?」
 冷蔵庫の中のような寒さだが、花に関心を持ってくださる方達がぬくもりのある声かけをしてくださるのが嬉しかった。全く上達しなくても、時間とお金と気力を維持して、習い事は続けること。それこそが自分へのご褒美である。