イイ語の先生

 昨日、三省堂の古本コーナーで、『五月の寺山修司』(シュミット村木眞寿美 河出書房新社 2003年)を見つけたので、すかさず購入し、夜のクラスが始まるまで、教室で一気に読んだ。
 「イイ語の先生」という項目が有った。「イイ語って、どこの言葉であろう? 寺山修司はどこの少数民族と接したのか?」と内心、ものすごく興味を覚えて読み進むと、イイ語とは、なんとまあ英語のことであった。
 著者の村木さんは寺山(青森県出身)に頼まれて英語を教えていたそうだ。次の会話は引用抜粋である。
 「寺山さん、エとイを区別してくださいね」
 「それをさせるのが、あなたの仕事でしょう」彼は、口をとがらせる。
 「はい。アイ スピーク ア リトル イングリッシュ」
 「アエ スピーク ア リトル エングリッシュ」
 「イングリッシュ」
 「エングリッシュ」