微調整

 私が住んでいるマンションは築37年になる。そこで各戸の玄関ドアを最新式に取り替えることになった。昨日、業者がドアの実測にやって来た。私は尋ねた。「新築当時とサイズが異なりますか? そして、各家ごとに違いますか?」
 業者は答えた。「最初から少し余裕を持たせて据え付けております。今もそんなに違うわけではありませんが、微調整というものが必要なため、実測しているわけです」
 泰日文化倶楽部が入っているビルは築33年。昨年、すべての部屋が新しいドアに取り替えられた。大いにおしゃれになった。やはり30年が限界かな? 時代が好む色も形状もデザインも変わるから……。
 将棋の世界にも、高校野球の世界にも、今年は若者が新しい記録が打ち立ててくれた。30数年というのはたしかに切り替えの年でもある。切り替えることができないのであれば、意識的に微調整をはかり、自分の人生を上手に前進させて行くのみ。