梵字 と 熊野筆

 昨日の午後、或る単語を探すため、『梵字入門』(黒木良次 翻訳・編纂 エイト社 1990年)を最初から最後までめくった。めくっていくうちに、タイ語の初級段階で出て来るサンスクリット、パーリ語起源の単語が次から次に目にとまる。
 ルーパ(色・もの・色彩 รูป)、ラサ(味 รส)、ダラマー(法 ธรรม)、カーヤ(身 กาย)、ドッキャ(苦 ทุกข์)、ビージャー(智慧 วิชา)、等々。
 この本は、梵字の書き方を説明した本であるから、梵字を学びたい者にはとてもいい。僧侶が筆ですらすらとお札や卒塔婆に書いている姿を見て、いつもすごいなあと思っていたが、なに、学べば書けるというわけだ。
 昨夜、NHKで広島県の熊野筆が紹介された。美しく仕上がった筆を見ながら、この筆を使って梵字を書いてみてはどうかと思った。単に梵字を書き写すだけではなくて、その梵字の意味を知れば、精神修養にもなる。