幽玄会五十周年

 幽玄会と書いても、それが一体何であるかはわからないであろう。これは、目黒区柿の木坂に在る茶道教室の名称である。私はこの教室に20代半ば、3年ばかり通ったことがある。しかし、それ以来、無断欠席のまま44年が経った。
 昨日、郵便受けに茶封筒が入っていた。本が入っていることは体裁から判った。差出人は幽玄会。
 さっそく開封すると、『茶道名言集』(井口海仙著 里文出版 平成22年刊)という本が入っており、挿入された文面によると、5月21日に幽玄会が50周年祝賀会を開いたことが書かれてあった。
 長期にわたる無断欠席者にまでお祝いの御品を贈ってくださるとは! 多くのお弟子さん達に囲まれた写真を拝見すると懐かしいお顔が…。大先生は103歳。大先生の後継者であるご長女は約80歳。さらに未来の後継者であるお孫さんは50歳。そのまた先の4代目のひ孫さんまで勢揃い。茶道一家のご長寿に祝杯をあげたい。